第56話

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2023/11/03 11:00
〈宮野 野乃花〉
なつかしー
思い出すもんだなー
あれからというもの


優奈さんたちが活動していた


ジャッカルっていうのを復活させ


私達7人での殺し屋生活が始まった
優奈さんたちは裏界隈では有名だったらしく


復活したら沢山の依頼が入ってきた
私たちは殺し屋の経験とか仕事内容とか全く知らない


その人物がどういう人間なのか


どこに住んでいるのか


何をしているのか


そういった事を調べるのはかなり苦労した


今ではそな事も慣れてしまってパパっと出来るようになったけど
でも...今あんだけ鮮明に思い出したからどこか苦しい


またあんな事が起きてしまうんじゃないかって


私の大切な人達が奪われしまうんじゃないかって
もし...寝て起きからみんな居ないんじゃないかって


そう思うと寝るのも怖い


私のせいでまた...皆が傷ついちゃうかもって
宮野 野乃花
...ッ
もう寝よう


そう思い歯を磨くために洗面所に向かった
リビングを通るとそこには樹と慎太郎、ジェシーがテレビを見ていた
田中 樹
のの?
宮野 野乃花
ん?
田中 樹
どしたの?
宮野 野乃花
疲れたからもう寝る
森本 慎太郎
まー明日学校だからね
森本 慎太郎
ゆっくりね〜
宮野 野乃花
うん
私はさっさと歯を磨き部屋に戻った
ベットに向かう時少しだけフラリと視界が回った


部屋のドアからベットまでの距離なんてたかが知れてる


けどベットたどり着くことが出来なくて


そのまま床に倒れた
宮野 野乃花
いっ...た
起き上がろうにも上手く力が入らない


なんか、だんだん体調が酷くなってる気がする
ベットに行って寝るだけなのに


すぐそこなのに


果てしなく遠い気がする
すると倒れた時の音を聞きつけたのか


部屋のドアが開いた
髙地 優吾
のの?
声の主はこーちで、私は返事をすることも出来なかった


ただ起き上がることに必死で声も出なかった
髙地 優吾
大丈夫?!
こーちの声を聞きつけ、部屋にいた大我に北斗


リビングに居た樹たちもやってきた
京本 大我
のの?どうしたの?
ジェシー
大丈夫?!
皆の声が聞こえるけど


耳に入ってこない


声が籠って何を言ってるか分からない
視界も、目に写ってるのは床だけ


床の模様がぐるぐる回ってて気持ちが悪い
とにかくベットに行って寝たい
すると急に体が宙に浮いたと思ったら次はふわっとした所に体が当たった
誰かがベットに運んでくれたらしい
松村 北斗
熱か?
近くにいた声が北斗だったから運んでくれたのは北斗だろう


熱、と言われても測ってないから分からない
松村 北斗
とりあえずもう寝ろ
松村 北斗
念の為明日は学校休むからな
私はその声に少し頷くことしか出来なかった
私に布団をかけて


皆が出ていった

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