ビビィッッ
突然俺の端末が鳴った
ずっと大音量でなり続けるのであわあわと端末を手にし、端末を見た瞬間俺らは固まった。
<グルッペンが捕まりました>
<直ちに助けに行ってください>
しばらく2人とも無言になり助けるか考えていたが、仲間を見捨てる訳には行かず、助けることにした。
端末の情報によると体育館に檻があるらしい。鬼にタッチされると瞬間移動でその檻に入れられ、脱出には逃亡側が外から檻のスイッチを押し、それから出られると書いてあった。
こんな事なら最初から端末見ればよかったと後悔
ー体育館ー
体育館についた俺は鬼が居ないか確認してから檻に近づいた。
そう言った俺は床に着いていたボタンをポチッと押し檻が開いた。グルッペンはホッとした顔で出てきた。
そう安心していると誰かが来る足音がしたので素早く逃げるように中庭へ逃げた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。