31-32で青葉城西がマッチポイント
徹、いつもより凄い集中してるな
ピーッ
キュキュキュッ
トンッ
どうしても身構えて硬くなってしまうこの場面で僅かな穴を狙ったフェイント
"勝ち"を捥ぎ獲る為の恐ろしい程の冷静さ…
ゴガッ
ボッ
あなた『ナイスカバー!!』
及川「岩ちゃん!」
ズドッ
あなた『勇太郎!』
高さの真っ向勝負なら10番より勇太郎の方が上!
バァンッ
あなた『!』
来る
ちゃんとこっちはブロック3枚揃ってる
ドッ
ピッ ピピー
「「「「ぅおっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」」」
ピーッ
「「「「「ありがとうございました!」」」」」
ザッ
及川「整列!ありがとうございました!」
「「「「したーっ!!」」」」
パチパチパチパチ
及川「あなた〜!!!」
あなた『次のチームのアップが始まるからとりあえず撤収』
及川「はーい」
あなた『勇太郎と一と英。ラストナイスブロック』
国見「ありがとうございます」
金田一「ありがとうございます!」
岩泉「止めたのは金田一だけどな」
あなた『それでも3枚ちゃんと揃えた。これは変わらないでしょ』
国見「あなたさん」
あなた『えぇ……両腕広げてそんな顔されても…』
及川「それなら及川さんも!」
あなた『まずセカンドユニに着替えなさい』
及川「着替えたらいいの?」
国見「着替えました」
「「「「はっや」」」」
国見「着替えたんで」
あなた『いや、え、結局私に何を求めてるの?』
国見「ハグを求めてます」
あなた『お、おう』
国見「さぁ」
あなた『え、っと』
国見「じゃあ」
ギュッ
あなた『ちょ、ま』
松川「はいはい。場所考えようね」
国見「・・・」
松川「そんな顔しないの」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。