声を揃えて言われると、
自分がシングリのレウってこともあって、
やっぱりちょっと恥ずかしいなぁ...
お姉ちゃんが、投稿済みの歌ってみたの音源を
コンポに差してるのが見える。
....いや、お姉ちゃん?
しまった、という顔をしてこっち見られても、
困るんだけど...
その時、首を傾げている人が一人。
最初に流れたのは、『やっぱ最強!』だった。
話についていけないこたちゃんは、
全くわからなくて諦めたのか、
急に食べ始めた。
それに続いて、私達も食べ始めると、
すとぷりも揃って食べ始めた。
口々に「美味しい」と言ってくれる中、
1人は早々と、無言で席を立って
おかわりをよそいに行った。
まあ、間違ってはない、かな?
曖昧に返事しておいたけど、
シンザグリース文化祭ライブ、in咲野。
それに向けた歌練を、お姉ちゃんはしにいった。
ライブをすることは公開済み。
チケットは蒼凛生の中で希望する生徒に販売し、
残ったチケットを一般のリスナーさんに向けて販売した。
私は、歌唱部文化祭ライブで歌う曲を
鼻歌で歌いながら、食器を洗っていった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。