第14話

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1,645
2020/02/26 07:56
〜夜中〜
パリーン!
寝静まった家に、ガラスの窓が割られる音が響く。
里風 (なまえ)
里風 あなた
...?
なんの音かと目が覚めたあなたは、音のした方へ向かった。
里風 (なまえ)
里風 あなた
...!誰...!?
覆面を被った小柄な男がひとり。

今は使っていないタンスの中を漁っていた。
里風 (なまえ)
里風 あなた
お姉ちゃん...!
大声で呼んでみたが、恐怖で声がかすれ、

成菜の起きる気配はない。
こちらに気づいた男。

侵入することに慣れていないのか、人に会ってしまったのが初めてなのか。
理由はわからなかったけど、こっちに気づいた直後、割って入ってきた窓から慌てるように逃げていった。
取り残されたあなたの頬を、
窓から入ってきた5月の涼しい風が撫でていった。
*☼*――――*☼*――――*☼*――――*☼*
〜朝〜
里風 成菜
里風 成菜
んー、あなたおはよ...
里風 (なまえ)
里風 あなた
........
里風 成菜
里風 成菜
あなた?
里風 (なまえ)
里風 あなた
え、あ...おはよう...
里風 成菜
里風 成菜
なんかあった?
里風 (なまえ)
里風 あなた
お姉ちゃん、昨日の夜窓割れた音、聞いてない...?
里風 成菜
里風 成菜
夢の中で聞いたかもしれない
里風 (なまえ)
里風 あなた
多分、それ本当にあった事の音...
里風 成菜
里風 成菜
え?窓割れたの?
里風 (なまえ)
里風 あなた
それは、そうなんだけど...
里風 成菜
里風 成菜
だけど?
里風 (なまえ)
里風 あなた
多分、泥棒.....
里風 成菜
里風 成菜
嘘!?
静かに、昨日行った部屋へ向かう。
一階の角部屋。裏口の門に近い部屋だ。

元々、曾祖母が使っていた部屋だった。
里風 成菜
里風 成菜
窓が...
後ろから付いて来たお姉ちゃんは、唖然としたように割れた窓と破片を交互に見る。
里風 (なまえ)
里風 あなた
.....
里風 成菜
里風 成菜
と、とりあえず警察に連絡!あなたはおじいちゃんに報告して。今日が日曜日でよかった〜!
里風 (なまえ)
里風 あなた
う、うん。わかった


‪ஐ‬ーーーーーーーーーーーーーーーーーー‪ஐ‬
(📞'ω')
理事長(おじいちゃん)
理事長(おじいちゃん)
...もしもし、あなたか?
里風 (なまえ)
里風 あなた
う、うん
理事長(おじいちゃん)
理事長(おじいちゃん)
珍しいな、こんな時間に電話なんて。なんかあったのか?
里風 (なまえ)
里風 あなた
昨日の夜...泥棒入ってきて...
理事長(おじいちゃん)
理事長(おじいちゃん)
それは本当か!?9時くらいに着くようにそっち向かう
里風 (なまえ)
里風 あなた
うん、ありがとう...
📞ガチャ
‪ஐ‬ーーーーーーーーーーーーーーーーーー‪ஐ‬
里風 (なまえ)
里風 あなた
お姉ちゃん、電話したよ
里風 成菜
里風 成菜
こっちも終わった。朝は忙しいだろうから9時頃に事情聴取に来るって。
里風 (なまえ)
里風 あなた
おじいちゃんも、9時頃に着くように向かってくれるって。
里風 成菜
里風 成菜
じゃあ、色々終わらせておこう?朝ごはん食べよ。頭働かないよ
里風 (なまえ)
里風 あなた
うん、そうだね
お姉ちゃんが冷静でいてくれて助かった。
あんな光景を目の当たりにしてしまったからだろうか。
今、何も頭が働かない。何も考えられない。
ただ、お姉ちゃんの言うことを聞いて行動するしかなかった。
・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚
ころん
ころん
うわ〜ぁ......こわーい...
【作者】皐月
【作者】皐月
ね。なんか凄いことになってるね
さとみ
さとみ
今日会話少ないね。逆に文が多いね
【作者】皐月
【作者】皐月
あ、う、うん...
ころん
ころん
次は僕達も出るらしいから!
さとみ
さとみ
みんなよろしくな!
【作者】皐月
【作者】皐月
じゃあ、おつさつ!
さとみ&ころん
さとみ&ころん
おつぷり!

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