別れているのにあなたのことばかり…。
ずっと直人のこと考えてた。
考えてない日なんてなかった。
いっつも頭の中は直人でいっぱいだった。
会えたらな…
LINEできたらな…
いつだって考えてた。
向こうは私のことを覚えてないとしても。
誠のことだって無駄になってない。
むしろあの時に自分の気持ちに気付かされたのは誠がいたからだ。
なんかこう、もっと単純なことだったんだ
ただただ直人が好き
再開できたのは想い続けたから?
なんて考えることもある。
いや、違う。
~直人side~
あなたがいない間、俺は自分を見失ってた。
俺は空気を読みすぎたり人の気持ちを拒否することができなかった。
それで好きでもない人の告白をOKしてしまうこともあった。
それがかえってその人を傷付けた。
でも、あなたは素直で真っ直ぐだ。
小さい頃からあなたには助けられてきた。
あなたといると、自分の悩みがバカバカしく思えてくる。
会えないのは分かっていた。
それでも好きだった。
受験の時もあなたのことを想って頑張って、受かった。
あなたが現れた時は、もう言葉に表せなかった。
あなたのことを嫌いにならなくてよかった。
俺はずっと
選んできたんだ。
ずっとずっとあなたのことが好きだった。
なにがあっても変わらない想いってこのことなんだなって改めて実感した
桜咲く春の風がとても心地よく感じた。
これから、ずっと、何度でも喧嘩したってあなたの隣でバカして寄り添っていきたい。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
~作者から~
長い時間あいてすみませんでした😵💦
ここまで全部読んでくださったみなさん、ありがとうございました!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。