やぁ、僕はマッドハッター。
僕は、アリスの事を愛してる。
・・・
あぁ、アリスはあっちの世界で気絶してからこっちに来た子の事だよ
モゴッ
僕は囁いた。
それから、アリスはこく…と頷いた。こういうところも愛おしい。
(アンケとるでー何日が良い?)
僕はいつだって無力だ。
いつもあの子には、勝てない。
いつだって…
無力だ
~Emotion Alice side~
ふふっ、マッドハッターの誕生日聞いちゃった💕
これで、いつものお返しができるわ。
良かった…
でも、もし拒絶されたら?
余計なことするなって言われたら?
私からは大粒の水が零れていた。
これが、涙?私…泣いてるの?
なぜ?
ああ、そっか。
私は、マッドハッターの事が好きなんだ…
やっぱり「涙」は、溢れてくる。
三月ウサギに会いに行こ…
居るかな…?
いた…!
私は早速、あの事について質問した。
~March Rabbit side~
マッドハッターがいってた通り…
でも、何故?
なんで、この事を…
~Emotion Alice side~
その時、ゴーンゴーンと教会の鐘がなった。
早く帰んなきゃ。
~March Rabbit side~
あーあ、僕が好きだったのに…
じゃあね。
アリス様…
その時…
銃声が響き渡った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。