第104話

ドキドキのお泊まり
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2018/06/25 11:22
そしてーお泊まりの日
裕くん(祐太郎)が迎えの車を出してくれて
伸太朗の家まで裕くんが乗せてってれる
あ……………そう言えば
裕くんって……ひなさんと……
祐太郎
あー、ひなもう言っちゃったのか
ひっ、ひな!?
本当に……結婚するんだ……
祐太郎
そうだよ、オレとひなは
結婚するよ♪
だーかーら、ひなは
「青宮 ひな」になる♪
へぇー……そうなんですね!
おめでとうございます♪
祐太郎
羨ましそうだな
育ちゃんも、はやく
シンと結婚して青宮になりたい
とか内心思ってるんじゃないの?
そっ、そんなわけっ!?
裕くんのバーカっ!!!
そう、結婚したい気持ちはある。
伸太朗と結婚して「青宮」になりたいっていう
気持ちもある。
だけどー私は結婚できる歳になる前に……
いや、もうじき死んでしまう身だから。
祐太郎
ごめんって!
まぁ、シンも…結婚したいって
思ってるよ
あんだけ、育ちゃんが好きなんだから
っー……///
私がー好き…。
もう、それだけで十分なのに…
祐太郎
ほら着いたぞ
う…わっ…!
すごくキレイっ…!!!
お庭には色とりどりの花が咲いていてまるで豪邸…
いや……家も大きくてお金持ちの家だ……
大きい……
祐太郎
母さんの希望でこんなに
デカくなったんだよ
こんなにデカいと掃除とか
すごく、大変だからねー
お母さんって……すごいな……
家の外見にみとれていると、ドアが開いた
伸太朗
よぅ、いらっしゃい育!!
待ってたぞー!
荷物持つから貸せよ♪
そう言って伸太朗は育の荷物持っていく
ちょっ……伸太朗!
それくらい自分で持てるよー!
青宮家の母
あら、いらっしゃい♪
話は聞いたわよー!
伸太朗の彼女さんっ!
伸太朗たちの母と思われる人は育を見つけるなり
抱きついてきた
ひゃっ!?
は、はじめまして
美澄 育と申します……!
今日はお世話になります
青宮家の母
律儀でいい子ねー!
伸太朗、あなたいい子を
貰ったわねーっ♪
伸太朗
母さん……はしゃぎすぎだから。
無視していいからね?
オレの部屋行こうよ
伸太朗はそう言って育の手を引いていく
………………………………………
伸太朗の部屋はシンプルだった
だけど男の子らしさがあった
伸太朗
そこらへんに適当に
座ってていいよ
う、うんっ…
うわぁ……男の子の部屋って入ったことないから
緊張するな……
伸太朗
緊張……してる?
なんか、落ち着いてない感じする
ふぇぇ!?
そ、そんなことないよ~?
伸太朗
ウソ。
目ぇ泳いでる♪
っ………………
私は……ウソが下手くそなのかな?
みんなにバレちゃう
伸太朗
でさ、今日はね
Wデートだよ♪
ん、……?
だ、W?誰と……?
伸太朗
流たちだよ?
せっかくカップルが二組も
あるんだからさっ!
きっ、聞いてないよー!?
Wデート……。
なんか……楽しみだぁ……♪
人生最後のWデート。
心、脳に……全てに刻んでおこう、記憶を……

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