第3話

悲劇
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2019/08/26 00:00
夢々
オオォォォ(゚ロ゚*)
刀から水が出てきた!!
しかも鬼の硬い首を切るとは…

夢々は鬼の手を額に当て、悲しい顔をする少年の傍へ歩み寄った
参加者
神様、どうかこの人が今度生まれてくる時は鬼になんてなりませんように…
夢々
(あいつ、根は良い奴なんだなぁ。鬼を見下さず、相手の気持ちを考えてくれている…)
夢々
よぅ、狐面の少年
参加者
君は!
さっきはありがとう
m(*_ _)m
おかげで助かった
夢々
よしてくんなぁ、照れるぜ。
ところでお前、よく硬い首切れたな!
凄かったぜ!
参加者
ありがとう( ˆᴗˆ )
あの呼吸は、俺の師範「鱗滝左近次」と言う人に教えてくれたんだ

俺の名は「竈門炭治郎」だ、君は?
夢々
俺は「夜行 夢々」だ。
ただし、女みたいって言うなよ、結構気にしてんだぁ
炭治郎
わかった、宜しくな夢々!
お互い頑張ろう
夢々
(・∀・)厂オゥ!
生きてろよ炭治郎
お互い、別れを告げそれぞれ別々に7日間を過ごした






時は過ぎ、参加者は山を下山して行った
夢々
いやぁ〜
随分と少なくなってんなぁー…
(初めに会った奴もいねぇ、まだわけぇのに…)


入口に居た双子のような少女が話しをし始めると参加者の1人が白い髪の少女に怒鳴りつけた
参加者
刀だ!!刀をよこせ!!
鬼殺隊の少刀!!「色変わりの刀」!!
怒鳴る参加者に炭治郎が近づく
炭治郎
この子から手を放せ!!放さないなら折る!!
参加者
ア゙ア゙??
なんだてめぇ!やれるもんならやってみろ!

すると炭治郎は掴んだ腕をメキメキッと音をたて、折った
夢々
ありゃ〜痛そうだなぁ
炭治郎の力強えぇ

眺めていたもう1人の少女が話しを進めていた。隊服の寸法を測ること、そして刀の元、鋼を選ぶことだった
夢々
(俺の直感は……これだ!!)
鋼を選び終えると全員帰っていった
夢々の師範の家は二山越えた所にあるので1日はかかっただろう
夢々
ハァー・・・
やっと着いた!!
師範!師範!
何度呼んでも師範の声は帰ってこない
夢々
師範、居るかぁ?


!?
師範!!
中に入るとそこは地獄絵図のようだった。所々に飛び散った血の跡、奥に行くと師範がうつ伏せになって倒れていた、多少息がある
夢々
師範!?
どうした!何があったんだよ!!
師範
あぁ…夢々、か…
お前がッ…行って3日目…鬼が私の家に入って来た…倒したのだがゲホッ、あいつが現れた…鬼舞辻無惨だ…ゲホゴホッ!!
夢々
師範、それ以上喋んねぇでくだせぇ…傷口が広がっちまう…
師範
でも…これだけは守って欲しい、鬼を恨まず、人間と鬼が協力出来る世の中を作ってくれ…笑顔でいろ。どんな時でも…
夢々
師範…嫌だ…行かねぇでくれよ、師範
師範
私はここで安らかに眠ると…しよぅ。
師範はその場で息を引きとった。
夢々は、1晩中泣いていた。



数日後、ひょっとこの面を付けた男がやって来た


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