夢々は鬼の手を額に当て、悲しい顔をする少年の傍へ歩み寄った
お互い、別れを告げそれぞれ別々に7日間を過ごした
時は過ぎ、参加者は山を下山して行った
入口に居た双子のような少女が話しをし始めると参加者の1人が白い髪の少女に怒鳴りつけた
怒鳴る参加者に炭治郎が近づく
すると炭治郎は掴んだ腕をメキメキッと音をたて、折った
眺めていたもう1人の少女が話しを進めていた。隊服の寸法を測ること、そして刀の元、鋼を選ぶことだった
鋼を選び終えると全員帰っていった
夢々の師範の家は二山越えた所にあるので1日はかかっただろう
何度呼んでも師範の声は帰ってこない
中に入るとそこは地獄絵図のようだった。所々に飛び散った血の跡、奥に行くと師範がうつ伏せになって倒れていた、多少息がある
師範はその場で息を引きとった。
夢々は、1晩中泣いていた。
数日後、ひょっとこの面を付けた男がやって来た
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!