「今日はそらはお仕事で遠くまで行っちゃったのかぁ…」
私の彼氏のそらは人気YouTuberアバンティーズのリーダーをしている。
今日は提供動画の撮影で遠くまで行っていて帰りが遅い。
「もー、そらってば、なんで置いてくんだよ…」
超が付くほど寂しがり屋な私は普段はそらが連れて行ってくれるけど今日は…
「む~、しかたない…そらの服の匂いでも…」
クローゼットからそらの服を取り出したものの…
「やっぱそらがいないとやだよぉ…」
「ちょっとだけなら…いい、よね、、?」
片手にそらの服と反対の手にスマホを持ってベッドの上に行く
そらが動画で喘ぎ声出てたとこだけで秘密の動画作っちゃったりもしてるんだ。
その動画はなんのためかって?w
そんなの寂しい時に1人でヤる用だよ
「あっ、んっ、そらぁっ、イっちゃうぅ、ぁあっ、ん、はぁ、っ…」
今日も1人でえっちしちゃった…
ダメな癖ってわかってるけどやっちゃうんだよなぁ…
「あ、もうこんな時間だ、夜ご飯の準備しなくちゃ…」
ガチャ…
「へ、そら!?」
そ「あ…」
「な、なんでいるの!帰ってくるの遅くなるって行ってたじゃん!」
そ「思った以上に早く撮影終わったから…」
「そんなの早くLINEで言ってよ!」
そ「言ったよ?」
「え、通知来てない」
一応確認…
「あ…来てる…」
そ「ほら!」
「えへ、へ…」
そ「1人で夢中になってるから!」
「あ、聞いてたの、!?」
そ「だって玄関でドア開けたら小さく声聞こえたから」
「そんなぁ…」
そ「なに、俺の服出しちゃってw」
「あぁっ、これは、違うのっ!」
そ「スマホも通知来ないように設定したってことはー?」
「ちがっ、そーゆーのじゃないし」
そ「溜まってたの?」
「さびしかったから…その…」
そ「その〜?」
「そらの匂い嗅ぎたくなっちゃって…嗅いでたらむずむずしてきて…」
そ「で、やっちゃったんだ?」
「そ、う…」
そ「寂しくなったら電話してって言ったじゃんかー」
「だってぇ、迷惑かな…?とか思っちゃうじゃん!」
そ「あなたからの電話ならいつ来ても迷惑じゃないよ」
「じゃあ今度からかけていいの…?」
そ「いいよ…その代わり…」
「ひゃあ!?重いからっ、降ろしてっ!」
そ「さっきの声聞いてヤリたくなってきちゃったから責任とってね!」
「よ、夜ご飯作んないとっ!」
そ「夜ご飯なんかあなたでいいよ」
「そんなぁぁ…」
そ「だってあなたに寂しい思いさせちゃったんだしその分気持ちよくしてあげないとね?」
「はぁぁぁ…ばかやろー///」
この夜はずーっと繋がったままで
そ「あなたは寂しがり屋だからずっと繋がってればいいよな!w」
だそうです…(- -;)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。