「はぁぁぁ…かっこいい…」
そ「誰が?」
「エイジくん」
そ「なんだよー俺じゃないの?」
「違うわw」
そらは幼なじみでずーっと一緒。
んで!エイジくんは私の好きな人。
カッコイイけど近づきにくい、というか…なんというか…
そ「あいつのどこがいいんだよー」
「顔でしょ?頭いいとこでしょ?それで~、言いきれないや!w」
そ「ふーん…まぁいいや。頑張れよw」
ん、なんか悲しそうな顔した。
「あり、がと?w」
「よし!授業も終わったし帰ろーっと」
「そらどこかなぁ~」
「あ、いた!隣にいるのは…エイジ、くん?」
「そらぁ~帰ろ~」
そ「あ、あなたっ、ちょっと待ってて!」
「はぁーい」
エ「で、なんだよ話って」
そ「お前、あなたのこと好きだよな」
エ「は?なわけ」
そ「ほんとは?」
エ「そんなに本気になるってことは…お前もあなたのこと好きなのか」
そ「ち、ちげぇよ!」
エ「じゃあ…あなたのこと貰ってもいいよな?」
そ「じゃあ好きってことかよ!」
エ「そうだよwじゃ貰ってくるわ」
「全く…そら遅いなぁ、ちょっとどころじゃないじゃん」
?「ねぇあなたさん」
「誰、ってエ、エイジくん!」
エ「俺さ君のこと好きだわ」
「え、えっと…?」
エ「俺の事好きなんでしょ?」
「は、はい…」
エ「付き合って、くれる?」
「え、いいの、?」
エ「いいよwじゃあ、よろしくね?」
「うんっ!」
エ「じゃああなたは貰ったから」
そ「…」
くそ…なんで俺じゃねぇんだよ…
あなたはちょーっと脳内お花畑だからあいつのこと知らないと思うけど…
あいつ、女癖悪いんだよ…
そ「エイジ!あなたのこと泣かせたら俺が貰ってくから…」
エ「はいはいw」
⇒続く
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!