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今日もまた眩しい日差しで目を覚ます。
隣を見ると、やっぱり先生の姿はない…。
また遅刻したら困るから、
ささっと準備を済ませて
最後に先生の作ってくれたお弁当を鞄に入れる。
《 学校 》
この子は私の親友のソリョン!!
クラスはお隣だから違うけど、
相談とか聞いてくれる優しい子なの!
そっか…。
確かに最近、ジミン先生に呼ばれることが多かったから
あんまり教室に居なかったかも…。
元気な私じゃない…か。
確かにずっと情緒不安定っていうか、
先生にキュンキュンしたり、
先生が悲しい顔しててなんでだろうって気になったり、
先生の元カノさんのこと考えちゃったり…
なんでだろ…私、ずっと先生のこと考えてんじゃん。
ソリョンにだったら、相談してもいいかもしれない。
1人で抱え込むのにはいつか限界がくる。
特に私は、恋愛なんかしたことなかったから。
誰かを好きになることなんて今までなかったから。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!