なぜ、ジウは別れを告げたのか。
なぜ、いきなり僕の前から消えたのか。
何もわからなかった。
もし、僕がジウを苦しめていたなら、
もっと早く言ってほしかった。
けど、ジウと別れようが僕の目の前から消えようが
ジウが好きだという気持ちは今でも変わらなかった。
だから、あの時、
カフェでジウと出会った時、正直嬉しかった。
でも、僕はもう分かってる。
ジウと付き合うことはもうない。
僕がジウのことを好きでも、ジウは違う。
だから、もう忘れなきゃ。
そう思っていたのに、
もう少しで忘れることができたのに、
ジウから連絡がきたんだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。