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第34話

濱田side
しげに案内されてこっそりついた屋上は、月明かりに照らされて明るかった。


濱田
探してた花、どこにあった?
重岡
あそこ!
おんぶしたまま花を探してたら、しげが指さした。



屋上には花壇もあるけど、あんまり手入れが行き届いてないのか、雑草も生えてて、

その中に、綺麗な黄色の花を咲かせた花があった。



その花を2本摘んで、しげに見せる。
濱田
これでええ?
しげは花を見ると嬉しそうに笑って、うん!と頷いた。




もう、これで用事は終わった。


やけど、病室に帰ろうという気にはなれなくて、しげをおんぶしたまま月を眺めた。







濱田
しげ・・?仕事のことなら・・気にせんでええ
しんとした空気の中、そう言うと、しげの「へ?」という声が響いた。


濱田
・・いや、ただ、今は無理せんといてほしい。

俺らは俺らのペースでやればええ。

俺らにしかできひん事、見つけていこうや。

そう言うと、肩にゆだねられたしげの顔が小さく動いて、


重岡
うん


そう、小さく頷いた。



重岡
ありがと、濱ちゃん。


呟くように言ったしげの声は、微かに震えてた。






しげが、いろいろ背負いすぎてしまうのはよく知ってる。


センターやからって、いろいろ抱え込んでしまうことやって。




でも、


俺ら、メンバーなんやから。



お前は、




一人ちゃうねんから。

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みかん
みかん
WESTの太陽みたいなしげがだいすき。  くいだおれ太郎くんが大好き田舎の関西人
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