プリ小説

第71話

小瀧side
夜ご飯の時間になって、交替で食べに行って部屋には俺と濱ちゃんとしげだけ。


誰に何を言われても、布団をぎゅっと握って考え込んだような表情をしてたしげの隣に椅子を移動させる。



小瀧
なぁ、しげ、これあったかいよ
さっき買った、あったかいドリンクを、しげの頬にくっつける。



なんで言えばいいのか分からへん。


どう接すればいいのかも。




やから、こんな変なことしかできひんくて。





小瀧
え・・・



思わず声がでた。






しげの目には、溢れそうなぐらい涙がたまってて、

瞬きする前に、頬に涙が伝った。





重岡
・・・あったかい・・・



そう呟いたしげは、唇を噛んで、肩を震わせて泣き出した。


小瀧
・・は・・はまちゃん!俺・・どうしよっ・・
しげが泣きだして慌てて濱ちゃんを呼んだ。

濱ちゃんが「どうしたん?」って近づく前に、


しげは俺に抱き着いてきた。





しげの涙なんて、見たことなくて。



俺には、弱音なんか吐いたことなくて、





でも、


そんなしげが、俺に抱き着いて泣いている。






弱さを見せてくれないことに、悔しさを感じたこともあったけど、

やっぱりどこか、しげは強い人やって、弱音なんか吐かないって安心してたところもあって。






戸惑いなのか、

辛いのか、

寂しいのか、


ただのもらい泣きなのか、




俺も泣いていた。

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みかん
みかん
WESTの太陽みたいなしげがだいすき。  くいだおれ太郎くんが大好き田舎の関西人