プリ小説

第70話

小瀧side
救急車の後で遅れて病院に行った俺らは、病室の前で座ったまま。



今回の発作は、本当に酷かったって。



落ち着いたらしく、処置を終えて出て来た先生は、困ったように笑ってた。



先生
そばに、おってあげて?
そう言って「じゃあ」と去って行った先生の困り顔を見て不思議に思いながら病室に入った。








しげは、



涙をボロボロこぼしていた。







桐山
しげ・・っ・・・良かった・・・
照史君が走って近づいてしげをぎゅっと抱きしめた。





重岡
・・ごめ・・っ・・・ごめん・・・っ・・・・俺のせい・・・っ
抱きしめられたまま、しゃくりあげて何度も言うしげは、




俺の見たことのないしげ。




重岡
迷惑かけて・・・ごめんっ・・・
何度も言うしげは、子供みたいに泣いていた。



桐山
大丈夫や、謝らんくてええで?
中間
そうや、しんどなるから落ち着いて
照史君や淳太君、濱ちゃんは戸惑うことなく声をかけて、しげを抱きしめてた。







子供をあやすみたいに背中をとんとん、と叩かれていたしげは、だんだんと落ち着いて、自分でぎゅっと涙を拭ってた。







重岡
・・・スタッフさん・・・怒ってるやろなぁ・・・




しばらくして、小さく呟いたその声は、俺が聞いたことのない、

弱弱しい声だった。

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みかん
みかん
WESTの太陽みたいなしげがだいすき。  くいだおれ太郎くんが大好き田舎の関西人