
第11話
重岡side
熱が出たり、しんどくなると、何故かいつも寂しくなる。
たまにふと、
このまま1人ぼっちで死んじゃうんじゃないかって、怖くなる。
ぼんやりと視界の先に、濱ちゃんがいてくれて、布団をかけてくれた。
でも、濱ちゃんが部屋を出ようとした時、
怖くなって濱ちゃんの服の袖を引っ張った。
待ってや、
濱ちゃん、
淳太君、
照史君、
そばにおってよ。
一人にせんといてよ。
寂しいねん。
怖いねん。
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