プリ小説

第23話

小瀧side
しげが病室に来てくれた。

しばらくくだらないこと言いあって笑ってた。


でも、笑いながら、何気なくしげが俺の右腕をさすってくれてて、胸の奥が熱くなって。


病気のせいで痛い腕に、さらに点滴で痛みはひどくなって、右腕かばってたことに、しげはいつ気付いたんやろう。


小瀧
ありがとう・・・、しげ。
ケラケラ笑ってるしげに言うと、しげは「え?」って俺を見た。
小瀧
俺さ・・検査とか入院って久しぶりで、めっちゃ怖かったし・・不安でな?
みんなにそばにおってほしかった。

寂しかったから・・・やからさ、しげが来てくれてうれしい。
みんなが俺の所にいてくれて、しげの所にはいったい誰がおってくれたんやろう。

そんなこと思ったのは、みんなが帰った後。


しげやって、誰にかにそばにおってほしかったはずやのに。


重岡
ええねんで!小瀧は1番年下やねんから、思う存分甘えろ!!
そう言って笑うしげ。
小瀧
でも・・やっぱり甘えてばっかじゃあかん
そう小さくつぶやいた声は、しげに聞かれちゃってた。
重岡
何言うてるねん!甘えるんは最年少の特権やろ?もー、未成年のくせになに気遣っとんねん!
大声でそうしげが言ってる間に、ドアがガラッと開いて、しげの担当医が苦笑いしてた。
先生
だ~い~き~く~ん~???
一応笑ってはいるものの、あー、めっちゃ怒ってはるわ(笑)
重岡
あ!やば!ってことで小瀧!また明日な!寂しくなったらナースコール押し!
そう言って笑いながら手を振るしげは、「そういうナースコールの使い方は間違ってます!」って先生に頭はたかれてた。
先生
頼むから大毅君みたいな使い方はせんといてな?
先生は笑いながらそう言って、しげと一緒に部屋を出て行った。




なんか、ほんの10分くらいやったんやろうけど、騒がしかったな。

しげのおかげでやけに静かに感じる病室で、窓から見える丸い月を眺めた。




しげの言ってくれた言葉は、胸の奥であたたかくて、


さすってくれたおかげか、腕の痛みも減って、



布団にもぐったら、微笑んでた。

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みかん
みかん
WESTの太陽みたいなしげがだいすき。  くいだおれ太郎くんが大好き田舎の関西人