プリ小説

第52話

小瀧side
9時頃、淳太君に起こされた。

「仕事やけど、二人で大丈夫?」って結構な音量でしげと話してて目が覚めてしまった。



今日は7人の仕事やったけど、俺ら2人は休んでてってマネージャーに言われたらしい。

でも、2人だと心配やからって俺がここにおるって言う淳太君を、しげは無理やり仕事に行かせた。


ーせっかくグループで仕事もらえたんやもん。俺らおらんくてもWESTのこと広めてきて


そう言って。







淳太君が部屋から出て行った後、しげは俺の隣に座って心配そうだった。

小瀧
しげもしんどいやろ?・・寝ときや。
重岡
俺はもう大丈夫。昨日のは軽い発作やったし
小瀧
あれで・・?
苦笑いしながら言うと、しげも笑う。
重岡
小瀧は昨日の、かなりひどかったやろ・・?
そう聞かれて、小さく頷いた。



多分、疲れてた上にはしゃぎ過ぎたんが原因。



小瀧
・・・ありがと、淳太君たち呼んでくれて
照れくさくて目を逸らして言うと、しげは「うん」と頷く。






重岡
ごめんな・・・・




急に謝られてしげの方を見ると、しげは申し訳なさそうに俺を見てた。



重岡
俺が調子に乗ってもうたから・・



そう言うしげに首を横に振る。





そんなことない。



謝らないでほしい。







ありがとう、とか、ごめん、とか、いろいろ言いたいことはたくさんある。



自分だって発作やったのに、床を這ってまで俺の所に来て背中をさすってくれたしげ。


「大丈夫」って何度も声をかけてくれたしげ。




その時に見たしげは、ほんまに、カッコよくて、




最高のお兄ちゃんやって思ったんやで。










こんなこと、照れくさくて言えへんけど。





小瀧
げほっ・・
まだちょっと苦しくて咳込むと、しげはお腹をさすって布団をかけてくれた。
重岡
今日は休みやしだらだらしようや。なんかあったらすぐ起こしてな?

しげはそう言うと自分のベッドに横になってテレビのスイッチを入れた。




小瀧
・・ありがと・・・











たまに笑ってかすかに揺れるしげの背中を見て、



じわっと滲んだ涙の意味は、なんなんやろう。

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みかん
みかん
WESTの太陽みたいなしげがだいすき。  くいだおれ太郎くんが大好き田舎の関西人