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第68話

濱田side
渋滞に巻き込まれて、スタジオに着いたのは収録が始まる15分前。



慌ててエレベーター乗って廊下を走ると、





え・・?




楽屋しかなくて人通りの少ない廊下に、見慣れた人がしゃがみ込んでた。




濱田
ちょ!しげ!どしたん!?大丈夫か!?
廊下にしゃがみ込むしげの所に走り寄ってその肩に触れたら、


しげの肩は震えていた。





重岡
・・・あ、濱ちゃん・・・


顔は青白くて、やのに、汗が流れている。


冷や汗なのか、それとも違うのか、分からない。



「大丈夫、大丈夫」って言うしげと、発作の時とは違う症状。





でも、これまでの経験が言ってる。



これ、大丈夫じゃない。





濱田
とにかく今日の収録は延期にしてもらわな!
そう言ってしげを抱えようとした時、

ぐっと腕を引っ張られた。



重岡
あかん・・・さっき薬飲んでん・・。やから良くなる。・・・お願いやから延期はあかん・・・
握られた手は、震えてる。
濱田
あかんって!薬飲んで良くなっても一時的やろ?あとでしんどくなったら大変・・
重岡
お願いやから・・!しんどくなったらちゃんと言うから・・!

いや、言ってることめちゃくちゃや。



今、しんどいんやんか。


何が”ちゃんと言う”やねん。





聞いたらあかん。



こんなお願い、絶対に聞いたらあかんねん。






分かってるのに、


頷いてしまった。



濱田
無理せんといてや?
そう言って。

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みかん
みかん
WESTの太陽みたいなしげがだいすき。  くいだおれ太郎くんが大好き田舎の関西人
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