プリ小説

第48話

中間side
しげからの電話は、かけてきたくせに声がしない。


また悪戯かって、思ったけど、微かに聞こえる音に、そうではないことに気付いた。



荒い呼吸。




もしかして発作・・・?




慌てて部屋を飛び出した。


なんかあった時のためにって、マネージャーさんが持ってる合鍵で開けてもらって部屋に入ると、



部屋に入ってすぐ、倒れているしげが目に入って血の気が引いた。



中間
しげ!しげ!!しっかりしろ!!
慌ててしゃがむと、しげは微かに目を開けて、ベッドの方を指さした。



重岡
俺より・・・こた・・き・・
中間
え!?
そう言われてベッドの方を見たら、望も息を荒らしていた。
中間
濱ちゃん!俺しげやるから望お願い!
後ろであたふたする濱ちゃんに頼んで、発作を抑えるための注射をバッグから取り出す。

中間
しげ、ごめんやで、ちょっと痛いけど我慢な
担当医に教わって、何かあった時のために月に何回かは同じような話を聞いて、


でも、実際こうしてやるのは、



今日が初めて。




でも、そんなこと考えて不安になってる暇はなかった。





気付けば注射も終わって、ずっと「小瀧」って呼んでたしげも、俺の腕を強く握ってて、ベッドに寝かせてあげた。


望の方も、なんとか落ち着いたみたい。





しげの方に俺、望の方に濱ちゃんが隣に座って、しんとた空気が流れる。


ただ、しげと望の呼吸が聞こえるだけ。




中間
俺・・・注射、やったんや・・・
ふと我に返って、注射の痕を見た。





痛くなかったかな、


それ以前に、



やっぱり二人の部屋は止めるべきやった。





苦しそうな二人見て、そんな後悔でいっぱいだった。

シェア&お気に入りしよう!

この作品をお気に入りに追加して、更新通知を受け取ろう!

みかん
みかん
WESTの太陽みたいなしげがだいすき。  くいだおれ太郎くんが大好き田舎の関西人