プリ小説

第19話

桐山side
濱ちゃんが出て行った後、ベッドの隣にしゃがんで、濱ちゃんがしてたみたいに手を握ってあげた。


でも、しげはその手をゆっくり離して、頭まですっぽり布団をかぶってしまった。



微かに、背中が揺れてて、



声もかけられなくて、ただ背中をさすった。





重岡
俺ってほんま・・大人げないなぁ・・・
布団の中から、こもったそんな声が聞こえて、背中をさする手が止まった。
桐山
・・なんで・・?
震えるような小さな声で聞いた。
重岡
小瀧・・・大変やのにさぁ・・濱ちゃんに・・どこにもいかんといてほしいって・・・俺のそばにおってほしいって・・思ってまうねん・・
肩を揺らして泣きながらそう言ったしげ。
桐山
・・何言うてんねん・・・
お前何言うてんねん!
自分でもびっくりするほど大きな声がでた。

なにを怒ってるのか、でも、おさえられなくて。
桐山
そう思って当然やんか!
なんでいっつも年上やからって我慢するん!?

しげやって辛いんやんか!
気付いたら、涙があふれてた。


なんでさ、いっつもそうやって我慢すんねん。

なんで、強がるん?



桐山
しげ・・、俺さ、淳太君とか濱ちゃんみたいに強ないし、頼りがいないけどさ、

もっと、甘えてええねんんで・・?
涙ながらにしげの背中をさすってそう言ったら、


頭まですっぽりかぶってた布団から、しげが顔を出して、思い切り抱き着いてきた。



重岡
しんどなるとな・・・?いっつも怖なんねん・・・
抱き着いたまま、震える声で言う。
重岡
普段はどうってことないねんけど・・・寂しなるし・・1人になりたくないねん・・・


・・・ほんまはな・・・


濱ちゃん、淳太君、照史君に、


ずっと、そばにおってほしいねん・・・

ほとんど音にならない声で言うシゲを、強く抱きしめた。

重岡
照史君・・・

ずっとそばにおってな・・・?
そう、遠慮がちにされたお願いに、強く頷いた。

桐山
ずっとそばにおるよ。

あとさ、もっとメンバーに甘えてや?
そんな言葉は、ちゃんとしげに届いたんやろうか。

しげは頷きもせず、
重岡
今の、みんなには内緒な
って、微かに笑った。

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みかん
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WESTの太陽みたいなしげがだいすき。  くいだおれ太郎くんが大好き田舎の関西人
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