プリ小説

第62話

神山side
いつの間にか眠ってた。



今何時やろう。

神山
・・・ん・・・・
誰かが胸をさすってくれてる。



びっくりして頭を動かすと、そこには驚いた顔のしげがいた。


左手には俺の漫画、右手はさすってくれてる。





神山
・・今何時・・・?
重岡
ごめん、起こした?
二人重なって、でも笑える余裕など俺にはなくて、もう一度「何時なん?」って時計見たら、




夜中の3時。



神山
ちょ、アホちゃうん!?寝てなあかんや・・・
まさかの時間に大声を出すと、しげが「しーっ」と下の部屋を気にする。


重岡
俺、今日夕方まで寝とってん。もう寝られへんやろ?
そう言いながら漫画を閉じてあぐらをかく。




神山
・・鼻、大丈夫・・・
重岡
喘息、大丈夫・・
また重なって、反射的に笑ってしまうと、しげも嬉しそうに笑った。



重岡
喘息、出てるよな、大丈夫?
先に言われて、なんで気付かれてたんやろう、って思いながらも、「一昨日からずっと治ってへんし」って自分でも嫌になるほどふてくされた声がでる。



しげは、そっか、って頷くと、きちんと整理した本棚からあふれた漫画を指さして笑った。
重岡
あれ、おもろいなぁ、続きは?なんで8巻から無いん?めっちゃ続き気になるねんけど。
せや、神ちゃんのおすすめのアプリってある?1日中動けへん日にさ暇で暇で・・・
もう今のゲーム飽きたし、あ、あと眠くなる本とか持ってない~?




昔っからこう。




しげは、こういう空気の時、喋りすぎる。






うるさくて、




そんなところが、



イライラする。






神山
なぁ、なんか用があってここにおるんやろ。まぁどうせ、淳太君に謝れとか言いに来たんやろ?
大体想像つくわ。



ああ、ほんま、なんでこんなことしか言えへんねやろう。




こんなこと言ってしまうから、



言い合いになるんや。






分かってる。




分かってるよ、そんなこと。








重岡
ちゃうで



そんな声に顔を上げると、しげはさっきとは変わって真面目な顔をしていた。

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みかん
みかん
WESTの太陽みたいなしげがだいすき。  くいだおれ太郎くんが大好き田舎の関西人