今日は餃子。
のんちゃんと流星が作ってくれた、ちょっといびつな餃子。
しげが餃子をまじまじと見て首を傾げてる。
みそ汁を入れていた望がしげを指さして、二人で笑ってる。
ーいただきまーす!
全員が箸を伸ばした瞬間、止めると、全員に睨まれた。
特に照史に(笑)
みんなに睨まれて、隠してた小さなボックスを取り出した。
照史が餃子に箸を伸ばしたまま怪訝そうに聞く。
そう説明しても、「はぁ」と不思議そうなみんな。
そう言うと、誰よりも早くしげが椅子から立ち上がった。
その勢いに、照史も箸を引っ込めるほど。
目をキラキラさせるしげに頷くと、しげはガッツポーズ。
しげは口をとがらせながらも座り直して、でも餃子を口いっぱいに詰めながら、嬉しそうだった。
出かける話で盛り上がる夜ごはん。
この感じ、久しぶり。
やっぱり7人そろって食べるご飯は、最高やな。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。