プリ小説

第67話

中間side
桐山
ん~・・・・
台本を読んでいたら、そんな声がして顔を上げると、照史が伸びをしてた。

照史はそのまま目の前の机にぱたんと倒れて、


そのまま目がぱちっと合って、照史が何回か瞬き。




桐山
・・・膝枕、してあげてるん?
寝起きの掠れた声で、ちょっと面白そうに言われる。
中間
ソファで寝たらって言うても聞かんかってん
そう言うと、照史はしげを見つめて「ふうん・・・」って頷きながら微笑む。





桐山
・・・・汗、すごない・・?
微笑んでた照史の表情が少しずつ変わって、心配そうになる。



膝の上で眠るしげの額からは汗が流れていて、息も苦しそうで。



でも、最近のしげは、眠るとほとんどこんな状態で、俺らは何もできず、ただ汗を拭いてあげることくらいしかできない。



桐山
・・苦しいんかな・・
中間
・・・分からへん


照史の問いには、誰も答えられない。


どこが痛いとか、どんなふうに辛いとか、

しげの口からは、俺らは聞いたことがないから。



聞いたって、「う~ん、まぁそんなにひどないで」ってケラケラ笑うだけ。



でも、誰もいない時にふと見せたりする表情が、本当に辛そうなことは何度もあって、



何も出来ない自分たちがほんまに悔しくなる。





重岡
んん・・・・
タオルで汗を拭いたからか、しげは寝返りをうつのと同時に目を覚ました。


重岡
・・・あ・・・・ごめん・・・
寝ぼけながらも起き上がって、じんわりと汗でぬれてしまった俺のズボンを見て申し訳なそうに呟く。
重岡
・・ごめんな・・・、これ私服?衣装やっけ・・?
そう言いながらタオルで拭くしげ。
中間
いや、大丈夫やって。それよりよお寝れた?
無理やり手を離させてそう聞くと、落ち込んだ顔のまま小さく頷いた。


重岡
・・やばい、汗だくや。ちょっと拭いてくる。
しげは時計を見て、自分を見て、のそっと起き上がった。

スタッフ
おー、重岡君大丈夫・・?あ、淳太君ちょっと打ち合わせいいかな。
すれ違いで入ってきたスタッフさんに頭を下げて出て行ったしげが心配やったけど、収録まで時間もない。




しげがしんどいならフォローするのは俺ら。


集中せな、と頭を振って台本に目をやった。


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みかん
みかん
WESTの太陽みたいなしげがだいすき。  くいだおれ太郎くんが大好き田舎の関西人