プリ小説

第69話

小瀧side
今日の収録は、メンバーのVTRを見るだけ。

しげ、なんか顔色悪かったから見るだけで良かった。


中間
いや、おかしいやろ!
桐山
濱ちゃんアホやな~
濱田
アホちゃうし
VTRは天然の濱ちゃんのロケで終始スタジオは笑いっぱなし。


しげの口数は少ないというか無言に近かったけど、たまにしげの方見たらVTR見て笑ってるし大丈夫かな。



安心して、もう頭の中からしげの不調なんて言葉はどこかへ行ってしまっていたその時、





神山
ちょ、淳太君!・・しげ・・!
そんな神ちゃんの声と、



―ドサッ




すごい音が重なった。





びっくりして振り向くと、しげがいるはずの席にしげがいない。





中間
しげ!!




一瞬静まり返ったスタジオは、淳太君の声と同時に騒がしくなった。
スタッフ
VTR止めてー!
スタッフ
中止―!!カメラはよ止めて!
スタッフさんの声に、慌ただしくしげの周りに駆け寄るメンバーの声。

中間
発作や!はよ楽屋連れてかな!
神山
しげ、落ち着いて息して!
桐山
俺先楽屋行ってよか?
流星
ネクタイ緩めたほうがええんとちゃう?
濱田
大丈夫やから落ち着いてな

みんなが声をかけている間、何もできず、動けない自分。




メンバーで隠れて少ししか見えないしげは、

それでも分かるほど、肩を上下させて息を荒らしていて、

ここからでも、ゼェゼェいう呼吸が聞こえる。





濱田
ちょっと・・これやばいんとちゃう・・?


どんどんと変わっていく空気に、濱ちゃんの声がした。


中間
すみません、救急車呼んでください


淳太君の冷静な声で、さっきよりも慌ただしくなったスタジオ。





少ししたら救急隊員が来て、

俺だけじゃなく、流星と神ちゃんも棒立ちになる。




ー「何か持病があるんですか!?」

救急隊員の大きな声に、淳太君と濱ちゃんの落ち着いた声。




青ざめた顔と、さっきよりも上下しなくなった肩。





慌てた様子で連絡をしてる救急隊員に、酸素マスクをつけられて何度も名前を呼ばれるしげ。




ドラマとかでしか、見たことない光景。





手が震えて、



怖くて、





ぎゅっと、目を閉じた。

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みかん
みかん
WESTの太陽みたいなしげがだいすき。  くいだおれ太郎くんが大好き田舎の関西人