プリ小説

第4話

重岡side
荷物も詰め終わってそろそろ出発。


ジュニアになった頃からずっと使い続けているリュックを背負って外に出る。



重岡
じゃあ行ってくるね

おとんとおかんにそう言って、笑ってみせる。

お父さん
頑張れよ、大毅
おとんはそう言って笑ってくれて、
お母さん
いつでも帰ってきてええよ
おかんはずっと気丈に振る舞ってくれて、最後まで笑ってくれてた。



ずっと、離れたことのない場所。

初めての引っ越し。


これから先、どんなことが待ってるか、


ちゃんと分かってる。



そばにいたい。



おとんとおかんと一緒におりたい。





自分で言いだしたことなのに、今になって涙が止まらなくなって、
重岡
・・・おとんとおかんとずっと一緒におりたい・・
そう言った僕を、おかんはぎゅっと抱きしめてくれた。


お母さん
大ちゃんやったら大丈夫。

頑張って。

お母さん、応援してるから。
誰にでも言える簡単な言葉。

でも、耳元で言われたおかんの言葉は、優しくて、強くて、


背中を押してくれた。


お母さん
大毅、見てみ

おとんに背中を押されて振り返ったら、



淳太君、濱ちゃん、照史君。

神ちゃん、流星、小瀧。



お父さん
大毅には頼もしい仲間がおる。

お兄ちゃんがおる。

大毅が支えてあげなあかん、弟やっておる。


みんなを見たら、

みんな、泣きながら頷いてくれた。




ー「頑張れ、大毅」



何度も言われたその言葉を、今日もおとんが言ってくれた。





涙をぎゅっとぬぐって、車に乗り込む。


姿が見えなくなるまでずっと、手を振り続けた。







ありがとう。




これまで本当にありがとう。





今日から僕は、


少し大人になるよ。

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みかん
みかん
WESTの太陽みたいなしげがだいすき。  くいだおれ太郎くんが大好き田舎の関西人