第2話

2ページ
40
2019/02/03 12:35

「~…っ!!!……はぁ…はぁ…ゆ、め?」


最近よく見るようになった夢 だけどその先が未だに見れていない。



「うわ…汗……拭かなきゃ…」


右腕が包帯で固定されているので ゆっくりとナースコールを押す。
看護師さんは直ぐに来てくれた。


「またあの夢を見たんですか? 」


心配そうにしながら 暖かいお湯で温められたタオルで体を拭いてくれる。


「あはは…何度もすいません…。」


「大丈夫ですよ」っと微笑むほほえ



「あ、もうすぐ朝ごはんの時間ですね 今日はなんだろうねっ!」


「んー…なんでしょうね」


看護師さんと簡単な話をしている最中に朝食が運ばれてきた

味は正直微妙だが 徐々にその味にも慣れてきた。


看護師さんが少し開けて行った窓から心地よい風で微かに動くカーテン。そして私のいる 病室を優しく包み込む。


今日も生きてる


そう感じながら私はまた朝食に手をつけた



プリ小説オーディオドラマ