第62話

~62~
1,396
2020/12/15 08:03































~夜 (ラウールの屋敷)~



















あなたside


























また、夜がやってきてしまった














私にとって、地獄の時間


















ラウールにとっては...
























ご馳走の時間。



















ラウール(吸血鬼)
ラウール(吸血鬼)
あなた、起きろ
(なまえ)
あなた
...っ(泣)














まだ何もされていないけど、自然と涙が出るようになった








ラウールはなぜか、吸血の時は
必ず自分上に向き合うようにして私を座らせる




ラウール(吸血鬼)
ラウール(吸血鬼)
脱いで首出して






初めての時よりは優しくなったのかもしれない。







でも、何をされるか分からないから黙って言うことを聞く







ラウール(吸血鬼)
ラウール(吸血鬼)
....カブッ..ジュッ ウ
(なまえ)
あなた
んッ...ひっいぁ...(泣)











少しの痛みと、大きな恐怖で涙は止まることを知らず、次から次へと出ていく




































ラウールside
























1年と少し前くらいだったかな









こいつを街で見かけたのは。



















容姿はとても美しくて、その体から放たれる甘い匂いは
周りの吸血鬼 誰もが欲しがる血の香りだった





でも、多くの吸血鬼は襲おうとしなかった












隣にいる男が殺気さえも感じる目付きで睨んで守っていたから




そしてあなたは幸せそうにその男の隣を歩いているから


















でも、俺は諦めなかった











たくさんの手を使ってやっと手に入れた











今、恐怖と痛みで俺の腕の中で泣いて声を上げているあなた。









俺への恐怖が消えるといいけど、




それはまだ先の話かな...























ラウール(吸血鬼)
ラウール(吸血鬼)
んっ...プハッ...
ハァ...おつかれ、あなた
(なまえ)
あなた
スー...(泣)












泣き疲れて寝ちゃってる







ラウール(吸血鬼)
ラウール(吸血鬼)
...好き










俺の上に座っていた状態のあなたを
ベッドに寝かせると、ふと出た言葉だった






















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読んでくださりありがとうございます!🥰







小説『なにわ男子の女の子』の☆が100行ったら

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