紫耀side
今日は水族館に来て6人で雑誌の撮影。
一般のお客さんもいるから
人がいない所で何回かに分けて撮影した
気持ち悪 笑笑
甘いな笑笑
俺はせっかく水族館来たし、
回ってこようかな、
あ、この魚かわい
あなたと見たかったな...
フワッ
横を通った女性から甘い匂いがした
あ、あなたもこんな匂いしてたな。
今何してんだろ、
会いたいな、、
うわ、誰かナンパしてる
横目で見ると、そこには...
...っあなた!?
髪が伸びて、前よりももっと可愛くなってるけど
間違うはずない
あなただ、!
あなた弱いくせに、
力いっぱい抵抗してる
俺はあなたの元へ急いだ
そして、あなたの小さな背中に手を伸ばした...
力ずくであなたを自分の元へ引くと
あなたの頭がトンっと当たった
咄嗟に出た言葉がこれだった
ポタッ...
あなたを引き戻した手に雫が落ちてきた
俺って気づいた...?
あなたは肩を震わせて泣いていた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!