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2021/10/13

第5話

思い違いとすれ違い
ー約2年前
妃乃
え!?あの問題解けたの!?
生徒会長
生徒会長
まぁね。
妃乃
やっぱり汲取くみと君って凄いね!
妃乃と汲取は幼なじみだった。いつもこうして帰り道を二人で歩いていた
妃乃
そうだ。汲取君って、気になっている人とかいるの?
生徒会長
生徒会長
そういうのは関係しないようにしているし、女子はそもそも苦手だ
生徒会長
生徒会長
でもな、妃乃だけは違うんだ
生徒会長
生徒会長
なんか、一緒に居たら楽になれるというか…
妃乃
私は他の子と違うように見てくれている。
それは私にとって「特別」なんだろう


なんだかちょっと、嬉しかった。


ー数日後
妃乃
汲取君。一緒に帰らない?
生徒会長
生徒会長
ごめん。今日は他の人と帰るね
妃乃
うん。分かった。じゃあね
最近、汲取君が他の誰かと帰るようになった。
少し寂しかったけど、他の友達だっているもんね。

それに私は…
妃乃
特別だからね。
更に数日後
汲取君と、最近会えなくなってしまった。HRとかでたまに会うけど、
世間話なんてしなくなった
琴海
妃乃ちゃん。おはよう
扱位あつかい琴海。あんまり話した事はなかったな
妃乃
おはよ。
琴海
ねぇねぇ、汲取君って優しい人だね
妃乃
そうだよ。幼なじみだから、よく知ってる
琴海
へぇ!幼なじみなんだぁ
生徒会長
生徒会長
扱位。次体育だぞ
琴海
えっ、もうこんな時間かぁ。じゃあね、妃乃ちゃん
妃乃
汲取君。
思わず話しかけてしまった。
生徒会長
生徒会長
忙しいから、また後で
生徒会長
生徒会長
あ、なんか大事な用?
妃乃
ううん。ごめん
走り去って行った汲取の背中を見て、ポツリと呟いた
妃乃
特別…特別だもん
その言葉で、自分の狂った歯車を直していた。
もう無くなるのに。
ー1年後
妃乃
汲取っ……!
二年生に進級して間も無い頃、見てしまったのだ。
汲取君と琴海が手を繋いで話していたのを
友達
どうしたの?妃乃、そんなに震えて
妃乃
汲取君が…扱位と…
友達
えっ、妃乃知らなかったの?
妃乃
…えっ?
聞きたくなかった事を聞いてしまった。












友達
高橋君と扱位さんって、
友達
付き合ってるんだよ
妃乃
嘘…いつから…?
友達
終業式に告ったんだって
妃乃
膝をついて、ぼろぼろと大粒の涙を流した。
その奥には、満面の笑みを浮かべている2人が。
放課後に、汲取に散々言った
妃乃
私じゃないの!?琴海なの!?
妃乃
ずっと大好きだったのに
妃乃
一年前、貴方が、他の女子と違うって言ってくれた時、
妃乃
どれだけ嬉しかったか!
妃乃
絶対信じてたのに!!!
生徒会長
生徒会長
…ごめん
そう言って、汲取は行ってしまった。
ー帰り道
下を向いて歩いた。前なんて向けなかった。
ふと振り返ると、二人が歩いていた
私は走った。もう、終わりにしよう。大切な人は、琴海と付き合ったんだ。
ただそれだけ。












生徒会長
生徒会長
危ない!
車がそこまで来ていた。
妃乃
逃げなきゃ…
避けれなかった。頭の中は逃げたいのに、足が、身体が動かなかったんだ…!
キキーーッ
死ぬ時に見ると言われる、走馬灯ってやつが見えた。
最後に見た走馬灯は。
汲取が笑ってた。
あの後、妃乃が死んだのは琴海のせいだ。という事になり、学校全体からのいじめが始まった。
友人が死んだのだ。友達は黙ってられなかったんだ
そして、琴海は2年生の終業式に自殺した。
遺書には、「ごめんなさい。死んで罪を償います。」という、
書かされたような事だったが、これで事態は収束した。
友達
妃乃。終わったよ。
ううん。違うの。二人が付き合うのは良かったの。琴海は良かったの。
あのね、付き合うなら、特別なんて言わないで欲しかったの
付き合ったから、特別な人は○○さんなんだって、
言って欲しかった
信じれる人が欲しかったの
妃乃
でもね、大丈夫。
妃乃
今度は自分で探すから。
こうして、怨霊が出来上がった。