村上「もう...からかわないでくれ...///」
と、真っ赤な顔をテーブルに押し付け隠した。
『あ!ごめーん!おまたせ!』
と、店の入口から村上達のいる席にやってきたあなた。
当真「お!あなた、丁度いいところに!」
影浦「おせーよ。」
村上「(白鷺...やばい、今の真っ赤な顔見られたくない...)」
と、更に両手で顔を覆って隠す村上
あえて当真達が空けていた村上の隣の席に、あなたは座った。
『あ、なんだ〜今焼けたところじゃん!って...村上...くん?顔赤いよ?』
「大丈夫?」と、村上を心配するあなたと、ニヤニヤしてそれを見守る周りのヤツら
村上「大丈夫...ちょっと暑かっただけだから..」
『うーん、そっか...体調悪くなったら言ってね。』
と、あなたは優しく笑いかけた。
水上「んで、玉狛の新人どうなん?なんかヤバいって噂になってるらしいやん。」
北添「うんうん、初戦8得点でもう中位入りでしょ?凄いよねぇ。なんか普通の新人じゃなさそうって言うか、さすが玉狛だよねぇ。」
当真「その玉狛のスナイパーの女子なんて、訓練場の壁に穴開けたって聞いたぜ?」
水上「なんやそれ、まじか...」
影浦「玉狛ァ?なんだそれ、」
北添「カゲはもうちょっとログを見よう?」
と、今シーズンの玉狛の新人の話題が出てくる
村上「白鷺は...その新人達の師匠をしているんだろう?その...強いのか?」
『お、村上くーん、それ聞いちゃう?』
ふふーん、とあなたは何故か誇らしげな顔になる
『そりゃもう、みんな凄く強くてね!戦略もしっかり練れてるし、真面目だし、なにより凄く頑張り屋さんなの!』
水上「ほー、白鷺がそんなに過大評価するなんて相当やん。」
『あ、ちなみに言っておくけど、桐絵の弟子の子なんか、私が孤月使って10本勝負したら、3本取られたからね?』
北添「え!?あなたちゃんから3本!?その子何者なの?」
影浦「オメーに三本か...やるじゃねぇか。」
『まぁ、孤月現役だったら余裕で10本中10本取ってたけどね!』
と、自信満々で余裕の笑みを浮かべるあなた。
当真「ちなみに、鋼とその新人だったらどっちが強いんだ?」
村上「え、俺?」
『うーん、村上くんと遊真くんか...』
あなたは腕を組んで考える
村上「(俺って言って欲しい...)」
『うーん、ゆうまく..いや、まだ村上くんの方が強いかもね。』
村上「(よし...!)」
と、心の中でガッツポーズする村上
当真「まだ...とは?」
『村上くんはサイドエフェクトのこともあるし、戦ってみないと分からないかもなぁって。』
北添「なる..ほど?」
『新人の子...遊真くんはね、戦い慣れてるって言うか、予想外の状況に対する適応力があるというか、....』
『とにかくすごい子なの!うちの新人、この調子ならいずれか影浦隊にも鈴鳴にも、生駒隊にも当たると思うし、その目で確かめてみなよ。』
村上「そうか、それは、楽しみ...だな。」
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。