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第10話

9.


目を覚ますと,窓から差し込む太陽の光が目にはいる.









私の気持ちとは反対に晴天の空をガラス越しに眺める.









_隣には誰も居なかった.









ただそれだけなのに不意に悲しくなって.









じみんが居ないのがただ悲しかった.









あなた!!









声のする方に目を向けると,









そこに居たのは私が求めていた人.じみん









ではなく、お母さんだった.









色々と先生が来て状態を調べてくれた。









私が眠っていたのは約4ヶ月.









凍える寒さだった冬は過ぎて、桜の舞う季節となっていた.









車椅子に乗って外に出る。









中庭の桜の木の近くに着くと、お母さんは席を外してくれた









1枚1枚ひらひらと舞い落ちる花びらを目で追いかけては空を仰ぐ









今この場にじみんがいたらどれだけ嬉しかったことか.









じみんの好きな人は目覚めた時にはじみんが近くにいたんだなぁって.









羨ましがってもじみんは私の元へ走ってくることも何も無い.









じみんの好きな人とは違う.









私はじみんが好きだったんだ.ずっと前から.好きだったんだよ…っ??









それを貴方に告げないまま2回目の別れが過ぎ去ったと思うと









私の傷つきまくった心はぽっかりと穴が空いたように物足りなくなるのに.









重さは何倍にもなるものだから.









ぼぉっとただ空を見上げていると,どうした??と声が掛かった.









声のする方に意識を当てて顔を向ける.









ずっと待っていた.









貴方だけを.ただひたすらに.









_じみんだけを.









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