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第9話

8.


元々,じみんは居なかったから私は1人でクリスマスを1人で過ごす筈だったのに.









じみんが来て,私にも笑顔が増えたし.









隠しておいたプレゼントのラッピングを乱暴に破きながら,高級感漂う黒い箱を開ける









有名なブランドのロゴがあるブレスレットを見つめながら、









誰も居ない寒さが感じられる部屋でブレスレットを握りしめたと同時に嗚咽を漏らした.









クリスマスはあっという間にすぎて、12月30日になった.









赤と紺のチェック柄のマフラーを首に巻いて,白っぽい色のダウンに身を包み外へ出た。









殺風景になってしまった冷蔵庫を生き返らせるべく、近くのスーパーへと歩く.









少し距離のあるスーパーへと向う途中,見慣れた私の車を見た.ナンバーを確認して、









車のある反対側の道路へと横断歩道を使って渡る.









じみんがいると思って駆け寄ると,じみんと見知らぬ女性がいた、









あぁー,この人がじみんの好きな人か.そう思った.暖房すらも付けずに嗚咽を吐きながら









出た涙も,もう出ないと思っていたのにポロポロと流れて顎の先で渋滞中。









しまいにはじみんが女性を抱きしめているのを見て,逃げ出した.









青信号になった横断歩道を出来るだけ早く.転んでしまわないように歩いた.









_鳴り響くクラクション音と共に身体に固くて大きいものが当たり、宙に舞った気がした,









気付けば横たわる私の周りに人集りができていた。









鳴り止まない救急車の音とパトカーのサイレンが頭痛を悪化させる.









私の横にあるこの赤い液体は??あぁ,私血を見るのは無理なのに…









気分が悪くなるけど,今は身体中が激しい痛みに襲われているから.









声が出ない.もしかして私喉やった??









あぁー,あぁー……出ないわ.









救急の人だろうか.私になんか話しかけてるけど…









ごめんね,サイレン音と私の喉が逝っちゃったせいで声出ないし聞こえないし.









あーあ,こんな時に限って私は孤独で憂鬱な気分.









いや、こんな気持ちの方が死んでも何の悔いもないって感じなのかな.









その途端急に意識が消えた.









最後に見えたのは焦ったじみんのような顔だった.









人って死ぬ間際に幻覚が見えるんだよね.確か









私はこんなにもじみんを求めてるんだなぁ.









更に一筋.









涙が溢れて,血だらけのアスファルトの上に









__落ちた.














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