第10話

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736
2019/04/07 07:14
あなたside








『あぁ!大変!私、バック教室に置いてきちゃった!』







永瀬「それは、それはお気の毒で」







『めっちゃ棒読みじゃないですか』








永瀬「気のせいじゃない?」









『先輩の意地悪!』










髙橋「おーい!あなたっ!」







『あ、海ちゃん!』







髙橋「あ、じゃねえよあなたのかあさんも心配してたぞ」







『まじ!?』







髙橋「連絡くらいしろって…ほら、バック」









『ごめんごめん、ありがと!』











永瀬「どちら?」









『あ、先輩!こちら、私の幼馴染の海ちゃん!』











髙橋「元カレっす」







『ちょ、海ちゃんそれ今言う?』








永瀬「コイツのどこが好きだったのか聞きたいわ」










髙橋「その言い方は、ないっすよあなたの前で」












『あぁ!もう遅いし帰ろ!先輩、唯さんさようなら👋』







髙橋「ちょ、あなた待てって」










唯「可愛いね、あなたちゃんと海ちゃん?!」










永瀬「唯は、見る目がおかしいだけだ」








唯「私は、お似合いだと思うけどな廉くんとあなたちゃん」











永瀬「怖いこと言うなよ」












はぁ、今日はいろいろあったな…










『ねぇ、海ちゃん』








髙橋「ん?」









『なんで、私が居ないって気付いたの?』







髙橋「あなたの母さんから、あなたが居ないって連絡来たんだよ」










『そっか…でも、充電無くなっててさ』




髙橋「とりあえず、無事で良かったよ」









私も海ちゃんが幼馴染でホントに良かった








ある意味ね(笑)









髙橋「てか、あの唯さんって誰だ?」









『あぁ、あれは先輩の片思いの相手だよ。やっぱりキレイだったなぁ』









髙橋「…((女ってホントに口軽いな。普通、人の好きなヤツばらすか?」










『てかやっぱり先輩、唯さんのこと好きだよね』












『だって、あの先輩の唯さんを見る目みた?好きって目が語ってるよね』

















髙橋side









そうかな?









俺はあの時、







先輩は









あなたのこと見てたよ










好きな子を見る目で…











くそっ


















永瀬side








あの、海ちゃんって幼馴染かよ













しかも元カレって










なんか腹立つ











いや?なんだ










なんでこの俺が腹立ってるんだ?









別にどうでもいいはずなのに…






















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