第11話

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698
2019/04/08 05:06
あなたside





海ちゃんのこと説明するね







海ちゃんは、私の幼稚園からの






幼馴染なの







中1の時にね




私が彼氏欲しくって









近くに居るのが





海ちゃんだったから







別に好きとかもなく







付き合ってたの







でも、なんか、違くて







別れた感じっす(笑)((海ちゃん可哀想←作者


















次の日______








先輩に呼び出しされたあなた






『なんですか先輩!とうとう私のこと好きになって告白でもしちゃいますか?』











永瀬「はあ?その頭どうにかした方がいいぞ」










『そんなぁ~で、なんの用ですか?』











永瀬「決めたんだよ!」









『何をですか?』








永瀬「昨日言ったことだよ」












『昨日?なんですかそれ』









永瀬「ッチ話になんねぇ」









『え、ちょ教えてくださいよ』









永瀬「だ、か、ら、唯に告うって決めたんだよ」










『ま、まじですか?✨』








ついに、せ、先輩が!!!










唯さんに告うんですね…










永瀬「で、」








『あ、分かりました!!お手伝いすればいいんですね!』










永瀬「それだよ、それ」









『やっぱり!』









永瀬「絶対に付いてくるな。応援とか、手伝いとかまじでいらない」










『え、なんでですか!』









永瀬「お前が来たらろくなことないからな」










そ、そんなぁ~











でも、告白するって凄く勇気のいること










しかも先輩の場合は、告白する前から








フラれるって、分かってる…










そんなの辛すぎる




だったら








告白した帰りを待つだけでも…







慰めてあげたい









『先輩…』








永瀬「何を言おうと今回だけは、付いてくるな」








『分かりました。付いていきません』








永瀬「今回は素直じゃねーか」









『そのかわり…告白したら待っててもいいですか?』









永瀬「は?」








『告白した先輩を私が慰めたいです』









永瀬「…」









『お願いします』








永瀬「…裁縫道具を持って待ってろ」









『え?』









永瀬「俺は、イライラするとピピちゃんを大量に作るんだ」










『…』








永瀬「だから、待ってるんだったらピピちゃんを作って待ってろ」











先輩…






それは待っててもいいってこと…








頑張ってください先輩…











『分かりました先輩。先輩より素敵なピピちゃん作って待ってます』











永瀬「最後の一言がいらねぇんだよ。分かりました先輩で終わればいいものを」













『先輩、たくさん慰めますから安心してフラれてください』














永瀬「てめぇ、そろそろ殴るぞこら」

















先輩…








いつか私の手で









先輩のことを







幸せにしたいです














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