あなたside
「永瀬先輩、付き合ってくださいっ」
永瀬「ごめんなさい。俺、誰とも付き合う気ないんで」
ガラガラ
『うわっ先輩っ』
永瀬「てめーは、倉庫で人の告白を盗み聞きか?あぁ?」
『いや、だって私が先輩に告白しようと思ってたら、もう先約があって…』
永瀬「だからって、何で倉庫にいんだよ」
ガチャン
((倉庫が閉められる
永瀬「は?」
『閉じ込められたぁ!!!!』
永瀬「お前!どうにかしろ、そのでかい声で」
『はいっ!誰かっ!助けてください!🆘』
ドンドンドン
『この私と先輩を二人きりにしてもいいんですかー?』
永瀬「おい、どんな言い方だよ。お前と二人きりとか危ねぇことしか起きねぇよ」
ドンドンドン
『誰か~』
永瀬「おい、お前スマホ持ってないか?」
『あります!あ、先輩を盗撮するのにスマホを使ってたら充電もう、1%しかありません』
永瀬「ほんっとに役立たずだなお前はぁ!」
『あぁ、先輩これ無理系ですよ』
永瀬「しかたねぇな…誰かが来るまで待つしかねぇな」
一時間後_____
さっ寒い…
倉庫の中ってこんなに寒いっけ?
てか、私の友達とか気付かないもんかね
あ、でも私の友達みんなバカなんだ((お前が一番バカだよ(笑)作者
『先輩、寒いです…』
私、今日に限ってブレザー着てない…
永瀬「そうか…」
これは、先輩がブレザーを貸してくれるかもっ!
永瀬「それは、お気の毒だな~このまま凍え死ね(笑)」
『ひどいっこんなにも間近で少女が凍えているのにっ』
永瀬「嘘だよっ」
((先輩がブレザーを被せてくる 語彙力(笑)
近いっ
先輩の体温が伝わってくる
永瀬「おい、急に静かになるのやめろ」
『す、すみましぇん』
永瀬「何?緊張してんの?愚図だな(笑)」
『先輩、、、、』
永瀬「なんだよ」
『つ、付き合ってくださいっ♥』
永瀬「この状況でよく言えんな」
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。