第3話

# 3
2,688
2018/06/26 12:38
あなた

なんで …?

そこに居たのは
佐野玲於
遅せぇよ 。
佐野 クン だった 。
あなた

帰ったんじゃ …?

佐野玲於
 いちゃ悪いかよ 。
素直 に 待ってた って 言えばいいのに 。
あなた

そんなことないよ ~
ありがとうね!

佐野玲於
別に 、お前 の 為 
じゃねぇから 。
あなた

なら 、なんで 付いてくるの?

佐野玲於
たまたま 一緒 だから 。
あなた

はいはい …

待っててくれたんだよね 。


ありがとう 。
あなた

ふふっ

佐野玲於
お前さ 、その 突然 に
笑うの やめろ 。
あなた

なんで?

佐野玲於
怖い 。
不気味 。
あなた

ちょ 、酷い 事 しか
言わないじゃん

佐野 クン は 何も 言わず 歩いている 。
そんな時 、さっき の 事 を 思い出した 。
あなた

あっ …

佐野玲於
なんだよ
あなた

さっきね
私 、好きな人 と しちゃった …

佐野玲於
は?
何を …
あなた

キ 、キス って やつ …

佐野玲於
意味わかんね 。
お前 、俺 の もんだろ?
あなた

けど 、本命 は 違う から …

佐野玲於
お前 、本当 鈍感なやつ 。
行動 で 示さないと
誰 の もの なのか
わかんねぇの?
あなた

え?

と言って 、佐野 クン が 近づいてくる 。
そして 、あっという間に 私 に キス 。
あなた

っ …!!
やめてよ!
何すんの !?

佐野玲於
取り消し 。
はぁ ?


意味わかんない!


取り消し って 何 !
あなた

さ 、最低っ …!!

私 は その場 から 立ち去った 。
あなた

何急に …

しかし 、胸 の 高鳴り が 収まらない 。
ドキドキ した …
もう 、辺り も 暗くなって


日 も 沈んでいる 。
そんな時
片寄涼太
お?
あなた?
あなた

先生 …!!

先生 に 駆け寄る 。
あなた

なんでいるんですか?

片寄涼太
帰宅途中 だから 。
あなた

近いんですか?

片寄涼太
まぁね 。
あなた

へぇ …

片寄涼太
何 、元気 ないね …?
あなた

いや …

片寄涼太
聞いてあげるから 。
あそこ の カフェ よろ?
あなた

うん …
ありがとう 。先生 。

私たち は カフェ に 寄った 。
片寄涼太
んで?
あなた

佐野 クン に 急 に
き 、きす されて …

片寄涼太
ふ ~ ん ?
あなた

それで 、行動 で 示さないと
わからないんだ 。とか
言われて 、意味わかんないです

片寄涼太
ふ ~ ん 。
あなた

って 、先生 聞いてます?

片寄涼太
聞いてるよ 。
あなた

ふ ~ ん しか 言ってませんよ?

片寄涼太
だって 、ムカつくし 。
そ 、そんな 時 まで 笑顔 で 言う!?


ニッコリ 微笑んでいて ちょっと 怖い 。
あなた

なんで 、笑ってるんですか?

片寄涼太
笑ってないと
ちょっと やばそう …
あなた

え …?

片寄涼太
ま 、佐野 クン の 気持ち は
よく 分かったよ 。
別に 、あなた は
気にする 事 ないよ 。
あなた

そうですか 。
良かったです!

片寄涼太
キス されちゃ 、困る 。
俺 の あなた なのに …
あなた

っ …/////

片寄涼太
… していい?
あなた

え?

片寄涼太
ちゅ ~ していい?
突然 の わがまま 。
あなた

はいっ …

私 達 の 唇 が 重なった 。


一応 仕切り が あったから 見られてないし …
片寄涼太
なら 、今日 これで 3 回目?
あなた

そ 、そうなります …

片寄涼太
何 、照れちゃって 。
かわいいな 。
あなた

か 、可愛いなんて …!?

先生 に  可愛い って …/////


ありえない …
片寄涼太
大好き だよ 。
あなた

はいっ …!
私 も です 。

先生 となら どこまでも やっていける 。


幸せ に なれる 。


そう 感じていた 。
あなた

じゃあね!
せんせ ~ !!

片寄涼太
うん 。
またな 。
あなた

はいっ!

先生 の 後ろ姿 は 大きくて ────
あなた

かっこいいな …

心 から 幸せ に 思えている 。
家 に 帰ると LINE が 1 件 。
あなた

ん …?

佐野 クン から 。


謝って くれたのかな 。
佐野玲於
お前 、俺 の 事
嫌いなのか?
は …?


私 、佐野 クン の 事 初めから 好き って


言ってました …?
あなた

佐野 クン が 好きだから
付き合ったわけじゃ ないです 。

佐野玲於
そう
あなた

はい

ちょっと 、冷たく しちゃったかな 。
佐野玲於
俺 は お前 の 為 に
思って あげてるのにな 。
あなた

どういうこと?

佐野玲於
まぁ 、いいや 。
俺 と 嫌 なら 大丈夫 。
返信 に 困った 。
すると
先生 からだ …!!
片寄涼太
あなた 大好き 。
何 、先生 …


可愛すぎるよ 。
あなた

私 も です 。

片寄涼太
返信 早っ!
どんなけ 俺 が
好きなんだよ 。
あなた

もう 、大大大好きです 。

片寄涼太
かわいい
あなた

なわけ!

片寄涼太
俺 の 犬 。
あなた

へ!?

恥ずかしい 。
片寄涼太
あなた の 事 だと 思ったの?
あなた

べ 、別に!
忘れてください 。

片寄涼太
嫌だ 。
忘れないよ 。
あなた

先生 、今日 甘えん坊 。

片寄涼太
なら 、寝る 。
おやすみ 。
あなた

おやすみ 。

LINE は 終わった 。
あなた

はぁ!
先生 だいすきぃ …

眠くて そのまま 寝てしまった 。
朝 が 来て お風呂 入って 支度 を した 。
あなた

遅れる ~ !!

学校 に 着くと 皆 の 視線 が 私 に 。


どういうこと …?
教室 に 行くと


机 の 上 、中 に 紙 が ────
あなた

なにこれ …

先生 との キス を している 写真 。


あの 、カフェ だ 。


いつの間に …


先生 …!!!!
私 は 先生 を 探そうと 走った 。


しかし 、ドア の ところで 佐野 クン に


止められた。
あなた

ちょっと 、どいて!

佐野玲於
どこ行くんだよ 。
あなた

先生 の ところ に
決まってんじゃん …!!

佐野玲於
あいつなら …
あなた

何 …

佐野玲於
あいつなら 今日 ここ辞める 。
あなた

え …

先生 が 学校 を 辞める ─────

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