あの 部屋 へ 走る 。
今 、先生 が いるんだ 。
早く ───────
" ガラガラガラ … "
しかし 、誰 も いない 。
忘れてる …?
私 は 、玲於 から 貰った 紙 を 思い出した 。
携帯 に 番号 を 打ち 、耳 に 当てる 。
走ってきたせいか 、 鼓動 が 静か な
部屋 の 中 で 鳴り響く 。
いや 、走ったせいなのか 。
先生 の 声 が 聴ける …
と 言う 気持ち なのか ─────
窓 から 見下ろすと 先生 が 壁 に
もたれかかって いる 姿 。
嬉しすぎて 涙 が 。
急いで 窓 を 開けて 叫ぶ 。
私 は 勢い 余って 外 に …
先生 の ところ に 落ちて ────
久しぶり に 見た 先生 の 顔 。
顔 近いし …
心臓 が もたない 。
先生 の 急 な 叫び声 。
先生 は 私 を ぎゅっ と 抱きしめる 。
私たち は 共 に 喜び を 分け合った 。
すると 、先生 が
先生 に キス を した 。
今まで は 生徒 と 先生 という
縛り だったから
したい 時 に 出来なかった 。
けど 、今 は 違う 。
正式 な 恋人 と して 先生 と ────
雲ひとつない
晴れ渡る空の下で ───────
私 達 は 永遠 を 誓った 。
" 先生 、だいすき 。 "
" うん 。俺も "
. end .
Thanks for watching .
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!