第9話

# 9
2,168
2018/07/05 10:12
家 に 着いて 、電話番号 を 見た 。
あなた

変えたんだ …

私 が もらった 電話番号 


じゃなくなっていた 。
ベッド に 横 に なった 。


玲於 には 申し訳ないこと した …


せっかく 、付き合ってたのに


先生 の 事 ばっかり 思い出して 、


玲於 の 事 思ってて


あげられて なかったのかな 。


本当 、最低 だ 。
私 は 寝てしまった 。
目 が 覚めると 明るい 朝 。
あなた

あ!今日 卒業式!

私 は 慌てて 準備 する 。


そして 、急ぎ で 学校 に 向かう 。


走って 、駅 の ホーム へ 直行 。
あなた

遅れる ~ !

佐野玲於
馬鹿だな 。
玲於 だった 。
あなた

玲於!

佐野玲於
今日 、9  時 から だぞ?
あなた

え!

今 は 8  時 。
あなた

まだ 、1 時間 も ある …

佐野玲於
本当 、慌ただしい 。
あなた

でも 、玲於 は?

佐野玲於
俺 は 、ちょっと 早め に
行って 学校 散策 しよって
友達 と 約束 してた 。
あなた

なるほど …

佐野玲於
お前 も くる?
あなた

友達 いるのに 悪いよ 。

佐野玲於
すべこべいわず 来い 。
あなた

なにそれ 。

佐野玲於
最後 くらい 
一緒 に いさせろ …
あなた

玲於 …

佐野玲於
あ 、今 の 忘れて 。
かわいい …
あなた

忘れない 。

佐野玲於
おい
あなた

忘れたくないもん

佐野玲於
なんでだよ 。
なんて 言ってると電車 が 入ってきた 。
佐野玲於
あ 、来た 。
玲於 は 立ち上がって 入ろうと してる 。
あなた

玲於 は …

佐野玲於
なに
あなた

あんな 酷い 事 したのに
怒ってないの …?

佐野玲於
なに 、そこまで 酷くねぇし 。
あなた

いや 、一応 玲於 の 事
傷つけたし 。

佐野玲於
今更 、遠慮 してるの 。
あなた

違う 。
だから 、私 といて
本当 に いいのかな って 。

佐野玲於
まぁ 、いいんじゃね 。
俺 は いいと思ったから
お前 と 行く 。
玲於 は どこまでも かっこいい 。
あなた

そっか 。
なら 、行く!

電車 に 乗り込んだ 。


そして 、あっという間 に 学校 。
佐野玲於
うわっ 、
本当 に 誰 も いねぇ 。
あなた

え 、逆 に 誰が いると 思うの 。

佐野玲於
 1 人くらい は いると 思った 。
あなた

1人 で くる バカ が
どこに いるわけ 。

佐野玲於
まぁな
私達 は 学校 に 入った 。
歩いていると 、


先生 との 思い出 の 場所 に 着いた 。
佐野玲於
そこ 、行ってこいよ 。
思い出 の 場所 だろ 。
あなた

うん 。

開けようと 思う が 手 が 動かない 。
佐野玲於
何やってんだよ 。
ほら 、いけ 。
玲於 に 開けられて 押され 入った 。
あなた

ちょ 、無理やり …

入ると 懐かしい 感覚 。


目 には あの 楽しかった 日々 が


蘇ってくる 。
机 の 上 は 多少 の ほこり 。


時 の 流れ を 感じる 。
あなた

せんせ …

いろいろ 探っていると


1 枚 の 封筒 。
あなた

ん …?
なにこれ 。

封筒 には 


" 佐藤 あなた "


と 、書いてある 。
あなた

私 の 名前 …

急いで 封筒 を 開けた 。
────────────────────
佐藤 へ 。

元気 に していますか 。

これを 読んでいるということは

元気 で 卒業 の 日 かな …

早いな 。時間 の 流れ って …

それで 、ごめんな 。

勝手 に 決めて 居なくなって 。

でも 、あなた は 俺 じゃない

誰か に 幸せ に してもらえてるだろうね 。

アイツ とか 笑

だから 、俺 忘れようと 思った 。

でもな 、絶対 朝 起きると 不意に

あなた の 顔 が 浮かぶんだ 。

おかしいよな 。

もう 、忘れようと してるのに 。

だから 、これは もう 無理なのかも 。って

思った 。

俺 、あなた が まだ 好きだ 。

会いたい 。

卒業式 終わったら いつものところ で

待ってる 。

俺 、こっそり 侵入 します 。

片寄
────────────────────
あなた

先生 …!

涙 が 止まらなかった 。
佐野玲於
泣くな 。
いちいち めんどくせぇ 。
あなた

だって …!

佐野玲於
良かったな 。
あなた

うん …

佐野玲於
寂しくなるな 。
あなた

え?

佐野玲於
お前 の うるさい声
聞けねぇからよ 。
あなた

寂しいんだ 。

佐野玲於
一応 な 。
あなた

ありがとう 。
私 と 仲良くしてくれて 。

佐野玲於
こちらこそ 。
あなた

また 、会お 。

佐野玲於
おう
予鈴 が 鳴る 。
あなた

行こっか 。

佐野玲於
あぁ
教室 に 着くと みんな も 居て


ワイワイ している 。


寂しくて 泣いてる子 。


強がって 我慢 してる子 。


記念 に 写真 撮ってる子 。


いろんな子 が いる 。


なんだかんだで 、楽しかった 。


この 、3 年間 。


2 人 の 人 の おかげで 。
担任
今日 は 卒業式 ですね 。
寂しくなりますが
最後 まで 気 を 抜かず
やりきりましょうね 。
卒業式 が 始まる 。


もう 、既 に 泣いている子 も 見かける 。
佐野玲於
泣くなよ?
あなた

泣かないし 。

そう 言われると 


目 に 熱いものが 溜まる気がした 。
佐野玲於
おいおい
校長先生
卒業式 入場 。
そして 、卒業式 が 始まった 。
沢山 の 事 が 蘇る 。


楽しかったこと。


苦しかったこと 。
そして 、卒業式 も あっという間 。
担任
はい 、卒業式 
終わりましたね 。
と 言う 先生 の 目 には 涙 。
担任
楽しかったですね 。
この 3 年間。
悔い の 無い
将来 に してください!
以上!解散!
と言って みんな 立ち上がって 


最後 の 集合写真 。
生徒
はい!
撮るよ ~ !
3 秒タイマ の 音 が 鳴り響く 。





" カシャッ "





私 は まだ やってないこと が 残ってる 。
あなた

玲於 、じゃあね 。
ありがとう!

佐野玲於
おう 。
幸せ に なれよ 。
あなた

うん …!

私 は 駆け出す 。


思い切って


先生 の 元 へ ─────────

プリ小説オーディオドラマ