やっと 、落ち着いたし 教室 に 戻ろう 。
これが 、佐野 クン の 本音 …?
佐野 クン は 屋上 から 出ていこうと する 。
呼んでみた。
照れてる …
可愛い 。
ツンデレ だな ~ 。
佐野 クン から 玲於 に 変わった 時 。
なんか 、新鮮 …
廊下 を 歩いていると
陰口 も される 。
それが 、胸 を 苦しめる 。
辛い 。
私 も 先生 と 出会わなきゃよかった って
何回 思ったか …
けど 、 " 出会わなかったら " って
思ったけど 私 は 心 から
先生 と 出会えて よかったと 思ってるし
先生 が 私 を 変えてくれた 。
そんなこと するわけないじゃん …
すると
玲於 が その子 に 言った 。
嬉しくて …
玲於 が 私 を かばってくれた 。
私 の 手 を とって 玲於 は 歩く 。
玲於 の 背中 は 大きくて …
かっこいい 。
私 を 守ってくれている 。
まだ 、呼び捨て に 慣れていないのか
ビクって してた 。
今 、なんて言った …!?
とっさ に 手 を 離した 。
玲於 は 歩きだす 。
先生 が いた頃 は サボりなんて
絶対 しなかった 。
先生 が この 学校 に いるって 考えたら
そんなこと 出来なかったし …
玲於 に ついて行く 。
私達 は 外 に 出て 歩く 。
サラッと 玲於 は 言うけど
正直 、すごく ドキドキ してる 。
確かに …
私 は 先生 と 終わる なんて
考えたこともなかった 。
だから 、余計 に 今 経験 して
玲於 の 気持ち が わかる 。
早く 、先生 の 顔 が 見たい 。
今すぐに 。
先生 に 触れたい 。
先生 の 声 が 聞きたい 。
先生 に ─────
先生 の 事 を 想う と 涙 が 止まらない 。
拭いても 拭いても 止まらない 。
玲於 は 私 を 抱きしめた 。
玲於 は 歩く 。
私 も 涙 を 拭いて 歩き出した 。
玲於 って こんなに かっこよかったっけ 。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。