第2話

# 2
2,893
2018/06/24 13:46
授業後 、私 は 書かれた通り


いつもの場所 へ 走った 。


" ガラガラガラ … "



あなた

先生 …!

開けた途端 、先生 を 呼んだ 。
先生 は 椅子 に 座っていて


こっち を 振り返った 。
片寄涼太
静かに 
入ってこなきゃ 。
あなた

ごめんなさい …

私 は 先生 の甘い マスク に 弱い 。
片寄涼太
嫉妬 って どういうこと?
あなた

あ 、あれは …
クラス の 女子 が
キャーキャー 言うの
知ってて ああやって
回ったり してる 事 です …

片寄涼太
ふ ~ ん 。
つまり 、あなた だけ を
見ていて 。という
お願い かな?
不意打ち の 呼び捨て は 心臓 が うるさい 。
あなた

べ 、別に そういう事じゃ …

先生 が 立って


私 の 方向 へ 向かってくる 。


私 は 後ずさり して 後ろ に あった


棚 に ぶつかってしまう 。
あなた

せ 、先生 …?

片寄涼太
俺 だって さっき
イライラ してた 。
私 の 手 を 握っていう 。
あなた

え …?

片寄涼太
隣 の 佐野 って いう奴 。
察し が 着いた 。
あなた

あれは 、何も ないよ!
ただ単に 、佐野 クン が
なんか やってくる だけで …

片寄涼太
ふ ~ ん 。
なら 、よかった …
あなた

うん!

先生 の 笑顔 。


見ると ホッとする 。
先生 は 自分 の 椅子 に 腰掛けた 。




その途端 …!!!






佐野玲於
失礼しま ~ す 。
入ってきたのは 佐野 クン 。
あなた

佐野 クン !?

片寄涼太
佐野 どうしたんだ?
佐野玲於
あいつ に 用 が あって 。
指 を 刺されてるのは 私 …!?
片寄涼太
 何の用だ?
そう言われた時 、佐野 クン は 私 を


見て 、ニヤッとした 。


なんか 、嫌な予感 …


私 は とっさ に 足 が 動いて 佐野 クン の


口 を 手 で 塞いだ 。
あなた

あぁ!!!
今日 、日直 だった ~ !
呼びに来てくれて
ありがとう ~ !
佐野 ク ~ ン!
じゃ 、先生 またね!

私 は 佐野 クン の 腕 を 引っ張って


廊下 に 出た 。
不自然 だったかな 。


変 に 思われたよね 。


ど ~ しよう!
佐野玲於
なに 。
あなた

何って 何が …?

佐野 クン が 顔 で 指す方向 は 私 の 手 。
あなた

あ 、ごめん …

佐野玲於
何 焦っちゃって 。
俺 、ただ 呼びに
来ただけだよ?
あなた

え?

佐野玲於
何 、俺 が 片寄 の 前 で
暴露 するとか 思った?
あなた

あ 、あんた の 事 だから
わかんないじゃん!

佐野玲於
あっそ 。
佐野 クン は 歩き出した 。
あなた

何?
私 を 呼びにって?

佐野玲於
あ 、これ 。
先生 が 呼んでたから 。
佐野 クン に 手渡された のは 一枚 の 紙 。
広げると
吉田 先生
ちょっと 話 が ある 。

今日 の 放課後 空き教室 に 。
あなた

げっ …

佐野玲於
思った通り の 反応 。
あなた

これって 吉田 からだよね …?

佐野玲於
おう 。
あなた

まじか …

佐野玲於
ま 、頑張れ 。
あなた

最悪 。

吉田 というのは 


学校 で 最も 嫌われてる 先生 で


ド変態 。
日頃 から カメラ を 持っていて


よく 、盗撮 している という 噂 。
本人 は 風景 を 撮っている と


言っているそうだが 、怪しい 。


たまに 、絵 を 描いていて


それも 、女子高生 だとか …!
あなた

うわわわわわ!

想像 が 膨らむ 事 に 頭 が おかしくなる 。
佐野玲於
大丈夫 か?
あなた

う 、うん …

佐野玲於
俺 付いてって
やろうか?
あなた

べ 、別に 大丈夫!

佐野玲於
ふ ~ ん 。
いいんだ …?
知らねぇぞ?
あなた

や 、やっぱ
お願いします!!

佐野玲於
初めから そう言え 。
あなた

なら 、放課後 ね 。

佐野玲於
うん
授業 を 受けて 放課後 に なる 。
あなた

佐野 クン …
いこ …

佐野玲於
おう!
あなた

なんでそんなに
嬉しそうなの!

佐野玲於
さぁね ~ 。
歩いて 着いた 空き教室 。
あなた

行ってくる …

ドア を 開けると 吉田 が いる 。
吉田 先生
おぉ 、待ってたよ 。
あなた

なんですか …

吉田 先生
ちょっと 手伝って
欲しいもの が あってね 。
絵 の モデル を して欲しい 。
あなた

絵 の モデル …?

吉田 先生
ここに 四つん這い に
なってくれるだけで
いいからさっ!
あなた

え 、嫌です …

吉田 先生
何言ってんの 。
ちょっとだけだから …!
ね!
先生 が 私 に 触ろう と する 。
あなた

やめてっ!

吉田 先生
なになに ~ ?
反抗 しちゃう ~?
今まで の 生徒 とは
違う タイプ で 面白い 。
どんどん 近寄ってくる …


助けて 。


れ …
あなた

助けて …!

そう叫ぶと ドア が 勢いよく 開いた 。
片寄涼太
そいつ 離せ 。
吉田 先生
は?
片寄 先生 …!?
現れた のは 先生 。
片寄涼太
これ 、SNS に 
ばら撒きますよ?
音 は さっき の 会話 。


そして 、動画 。
吉田 先生
も 、もういい …
先生 は 出ていく 。
あなた

怖かった …

腰 が 抜けて その場 に 座り込んだ 。
片寄涼太
大丈夫 か …!?
あなた

先生 …
なんでいるの …?

片寄涼太
たまたま 通りかかったら 
危なそうだったから 。
あなた

先生 …!
怖かった …

先生 に しがみつく 。
そうすると 、先生 も 抱き締めてくれて


安心 できる 。
片寄涼太
佐野 じゃ なくて
悪かったな 。
あなた

なんで 、佐野 クン …?

片寄涼太
いや 、別に …
あなた

先生 、ありがと!
だいすき !

片寄涼太
そんなこと 言ってないで
早く 帰りなさいよ 。
あなた

はい …

私 は 立ち上がって 帰ろう と すると
腕 を 掴まれ
片寄涼太
嘘 …
あなた

え …?

先生 は 私 に キス を した 。


私 の ファーストキス 。
あなた

せ 、先生 …?

片寄涼太
なんか したくなった 。
照れていう 先生 の 姿 は とても 可愛くて


愛おしく 思えた 。
あなた

先生 、かぁわい 。

片寄涼太
こら 、からかわないの 。
じゃあな 。
気をつけて帰れよ 。
あなた

うん!
ありがとう 。

私 は 今 起こった


現実 を 受け止めきれていない 。


だって 、大好きな人 と キス だよ …?
あなた

やばいやばい …/////

玄関 に 着くと─────
あなた

なんで …?

プリ小説オーディオドラマ