ぺけがお風呂に入っている間に髪を乾かす。
そしてこれからの事を考えていた。
ン「ぺけが上がってきたらすぐ…///」
チラッと隣りにあるベッドを見る。
ン「ダメ///変なこと考えちゃう///」
さっきチラッと見えた。
ぺけのアソコがおっきくなってたの。
ぺけも興奮してるのかな。
ぺけから誘われるのなんてしょっちゅうだけど
ラブホに来たのは今日が初めて。
今思えば、ぺけとやるのにこんなに身だしなみ気にするなんて
初めて……っていうか、女の子になってからなんだ。
ドライヤーで髪を乾かし鏡を見ながらそんなことを思う。
ぺけに可愛いって思われたい。
俺が彼女で良かったって思われたい。
ぺけの好きなタイプってどんなのだろ。
ずっと一緒にいるけどいざ考えると分かんない。
それとなく聞いてみようかな。
…( ゚д゚)ハッ!
ン「あーーーーーーー!!!!!!!」
大声で叫んでしまった。
今気づいた…いや今更すぎる!
せっかく化粧してもらったのに消えちゃった!
それと同時に自信もなくなってきた。
女の子が化粧してる意味とか気持ちが今ならわかる。
しかも俺に関しては可愛い子にしてもらったメイク。
そこそこに自信がついていた。
でもその鎧が取れた今。
ぺけはどう思うのかな…。
俺は化粧道具なんて持ってない。
もう一度することも出来ない。
ン「どうしよ…」
ぺ「何が?」
ン「ぺ、ぺけ///」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。