第11話

'
149
2018/07/21 06:20
上を見上げれば
内側から淡くもれている赤い光が明るい提灯


さらに提灯の上は
綺麗な紺に染まっている空 雲ひとつない月がキレイに見える 美しい夜空


(よかった雲がなくて綺麗に花火見れそう)


左右には
屋台。その売り物の個性を出している面白い屋台 呼び込みがたくさん飛び交っていてまるで合戦のよう。


まわりの人達も綺麗な浴衣を着て、自分の大切な人とここに来ている。花火を楽しみにしている様子が分かる


それにしても

(祭りってこんなに華やかだったけ?)

そう思ってしまうのも仕方がない

去年と変わっていることなんてないのに、、、

でも1つ大きく去年と変わっていることは隣にいる彼。


(好きな人が隣にいるだけでこんなにも見える景色は違うのか、、、)


なんて思ってしまう。



『ん?俺の顔になんかついてる?』
「ついてないよ 」
『そう、ずっと見てくるからさぁ〜』
(バレてるし)
「さっきまで虫がいたのよ」
『ぅえ!?教えてよ!』
「いやでーーす。 もういないんだからいいでしょ」

プリ小説オーディオドラマ