あなた「君は、行かなくて良いの?」
私の質問に、赤羽業は答えなかった。
代わりに、質問された。
赤羽「アレは、なんなの、?」
あなた「アレって、コレの事?」
私は、この教室に住み着いている、呪霊を指差した。
すると、赤羽業は頷いた。
あなた「さっきから、見え始めたの?」
赤羽「、小さい頃から」
まじかぁ。
これはお兄ちゃんに見てもらわないとなぁ。
あなた「取り合えず、コイツ祓うまでは、君達は死なない。死なせないから安心して」
赤羽「っ、そう」
あなた「じゃあ、私は帰るから、烏間さんにでも伝えておいて」
そう言って私は、教室の窓から外に出た。
校門から出ると、甚爾さんが来た。
甚爾「大丈夫か?」
あなた「帰ったらすぐ寝る」
甚爾「風呂は?入れてやろうか?」
私を、赤ちゃんを片手で抱っこするように、甚爾さんは抱き抱えた。
あなた「ん~。そうしてもらおうかな」
甚爾「了解」
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日曜日
今日、あの呪霊を祓います。
甚爾さんは任務で青森です。
お土産を持って帰ってきてもらうので、めっちゃ楽しみ!
甚爾「気ぃつけろよ」
あなた「あったり前でしょ!」
私は甚爾さんとハグをして、頬にキスをしてから家を出た。
私は校門の前に立って、左手の人差し指と中指を立てた。
『闇より出でて闇より黒くその穢れを禊ぎ祓え』
3年E組の敷地全体を覆うように、夜になっていった。
あなた「始めますか!」
校舎の中に入ると、赤色の髪と水色の髪が目に入った。
あなた「なんで居るんだよ!」
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ちょっと、更新遅い感じ?
メンゴ!
今回新情報があったね!
こっから、どうなるんだろうねw
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。