赤羽「あなたちゃん!」
うっっっっっっわ。
名前で呼びやがった。
まぁ、いいけど。
あなた「赤羽業…。なに?」
赤羽「え~名前で呼んでよ~」
鬱陶しいと思った。
あなた「赤羽くん、なに?」
赤羽「呼んだだけ~」
………。
あれ?
普段ならムカついて怒るけど、不思議とその感情が出てこなかった。
あなた「そっか」
私は自然を小さく笑っていた。
赤羽「今日もだよね?」
あなた「練習?うん、私の任務が終わるまで毎日」
赤羽「忙しいんじゃないの?」
あなた「忙しいよ。夏油さんが行けない時は私が教えるから」
すると、赤羽は心底驚いた、とでも言いそうな顔をしていた。
あなた「なに?」
赤羽「いや、あなたちゃんって、教えれるんだ~って思っただけ」
あなた「煽ってんの?今は買わないよ?」
少し沈黙があって、2人共吹き出した。
それを不思議そうに、見ている人物が居た。
*****
??「あなた」
その声は…
あなた「甚爾さん!」
私は駆け寄って、飛びついた。すごい、ビクともしなかった。流石甚爾さん。
あなた「なんで!なんで?なんで!?」
甚爾「迎えに来た」
あなた「ありがと!!!」
赤羽「え~っと、誰?」
あ、そういえば、今、赤羽に体術教えてるんだった。忘れてたよw。
あなた「私の護衛、甚爾さん」
甚爾「飾り、だけどな。伏黒甚爾だ」
赤羽「護衛…。赤羽業」
あ~、コイツが。と甚爾さんは言った。
甚爾「もう、暗ぇから帰るぞ」
あなた「は~い。ってことで、帰ろっか」
赤羽くんを家まで送って行った。
*****
あなた「いつから居たの?」
甚爾「高専から」
あなた「そんな前から!?」
甚爾「ああ…」
甚爾「珍しいな…。あなたが俺ら以外の前で笑うのが」
あなた「え…?」
少し寂しそうに、言っていた。
あなた「赤羽くんは窓か補助監督になるから」
甚爾「…。そういうことか」
あなた「そういうこと。私、前言ってなかったっけ?」
あなた「仲良しごっこはするつもりないって」
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更新できない!!!!
いや、するけど、時間がたんない!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。