五条「あ、インターンの子らはちょっと集まってくれない?」
お兄ちゃんの声でインターンに行っている人らは、お兄ちゃんのところに集まった。
五条「あなた」
あなた「はーい」
『条件空間』
空間の外からは、中の様子が見えないし聞こえない。
という条件を付けて、術式を使用した。
あなた「さてと、私は謹慎処分になるけど、護衛のことも考えなくていいから」
八百万「と、いいますと?」
あなた「忘れろ、ってこと。君らは何も知らない一般人でしょ?」
これからも、ずっと。そうでなきゃ、いけないんだから…。
あなた「私のことは、親のコネで入った女の子、とでも認識して」
飯田「しかし…!」
あなた「これは命令。お願いじゃないんだよ?…分かる?」
あなた「校則は1種の命令。それと同じだよ」
あなた「 逆らえない 」
あなた「 逆らってはいけないもの 」
そういうと、全員が黙って頷いた。
あなた「…ありがとう」
多分、心からの感謝だと思う。
あぁ… 仮面に塗り替えられ始めてる
あなた「ハハッ…」
自傷的な笑みが浮かんだ。
塗り替えられてるから、何?
イケナイことでも、あるの?
…ないよね?
私の思いを叶えるためには、必要なことじゃないの?
必要でしょ?
じゃあ、いいじゃない
仮面に塗り替えられ始めても…
そのまま、仮面に塗り替えられても…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。