あなた「最悪。」
私はそう呟いて、二人の周りに3重の圧縮した空気の層を作った。
なんで居んの?
呪霊「ナンデジャマスル」
あなた「喋んなよ」
私は跳び蹴りして呪霊を外に出した。
特級だな。結構なタメが必要になるじゃん。一発で決めないと、
多分私、
倒れるな。
予想外な者が居るからさ、その分の呪力消費が半端じゃないんだけど。マジで、勘弁してほしいよ。
あなた「やべぇわ」
呪具を使ってでも、今の私にはキツイ。あ~あ。お兄ちゃんだったら瞬殺だろうなぁ。
あ~~!自分の気持ちが負けてるじゃん!
最近、弱気になってるからなぁ。
あなた「絶対、何が何でも、勝つ」
言霊にしておく。
自分の周りの空気を圧縮してバリアが作れないから、怖いな。足が鋤くむ。
私は、空気に収納していた呪具を取り出して対戦した。
甚爾さんに体術とかの接近戦を教えてもらっているから、″万全の状態なら″動ける。
そう、万全の状態なら、だ。
今は、万全の状態な訳がない。でも、ある程度は動ける。意識が朦朧とするけど。
あなた「ぅがッ!」
体制を崩した瞬間に、遠くに飛ばされた。運良く、グラウンドに生えている木にぶつかった。背中と頭を思いっ切り、ぶつけたけど。
あなた「げほっ。血ぃ、出た」
頭から血は流れているし、吐血した。でも、任務だから最後まで動かないと。
それに、一度でも護ると決めたから、最後まで護らないと、自分を曲げることになる。これだけは、嫌だ。
例え、守りたくなくても、任務で護衛を引き受けたのなら、最後まで守り通す。
それが、筋ってものでしょ?
あなた「ふぅぅ…」
深呼吸をして、集中する。どうすれば、私以外に意識が向かって、術式発動のタメ中に攻撃されないか。を考える。
ん?タメながら動けば良きじゃね?
あなた「やって、みるか」
私は片手を相手に突き出して、相手の周りを走り回った。
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戦闘シーン、ムズすぎ!
絶対、戦闘シーンを次回で終わらせてやる!
そのあとは平和にしてやんよ!
つっても、ヒロアカになるんやけどねw
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。