第21話

No. TWENTY
2,397
2021/03/21 15:00
甚爾「もう、大丈夫か?」




屋敷に戻ると、任務が終わったのか甚爾さんが出迎えてくれた。高専には歩華が迎えに来てくれた。

あなた「うん!明日には学校行けるよ!」

甚爾「一緒に行った方がいいか?」






あなた「ん~。大丈夫だと思う、多分だけど」

多分、呪霊は居ないと思うけど、原因を突き止めないといけないからなぁ。今週1週間で終われば良いんだけどなぁ。











歩華「今日はあなたの好きな、メンチカツだよ」

あなた「歩華の手作り?」

歩華「勿論!」






あなた「やっっったぁぁああああ!!!!」

私は食べ物の中で、歩華の手作りメンチカツが大好きだ。食べ物は全部好きだけどね!





*****




あなた「…寝れない……」

そりゃ、2日間も寝てたから寝れないか。ん~でも、眠いんだけど寝れないみたいな感じなんだよねぇ。あの夢を見そうで怖いのかなぁ。








私は冷蔵庫の前に移動して、マグカップに牛乳を容れて、レンジで温めた。そのマグカップにココアの粉末を入れて、スプーンでかき混ぜているときに、甚爾さんに声をかけられた。






甚爾「なにしてんだ?……歩華はどうした?」

あなた「歩華は、もう休みの時間だよ」

甚爾「……寝れねぇのか?」

私は一度、かき混ぜていた手を止めて、また動かした。全体に混ざったところで、スプーンを取り出し、マグカップの縁で、コンコンとスプーンを叩いた。

甚爾「…俺は、なにしたらいいんだ?」











あなた「……寝るとき、に…ポンポン、って」

甚爾「分かった。それ飲んだらな」

そう言って甚爾さんは私に頭をポンポンと撫でた。





*****




甚爾「ほれ、来い」

先に布団に入っていた甚爾さんが、掛け布団を片腕で持ち上げて、私が入れるスペースを作っていた。そこに私は、お兄ちゃんからプレゼントされたイルカの縫いぐるみを抱き抱えて、中に滑り込んだ。



甚爾「その縫いぐるみ、邪魔じゃねぇ?」

あなた「邪魔なわけがないよ」






だって、





















数少ない

あなた「宝物だもん」







































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闇、回復すると良いね!

頑張るよ!

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