第3話

No. TWO
6,437
2021/02/11 12:10
ガヤガヤと外が騒がしくなったと思うと、襖が開いた音が聞こえた。

術式で人数を数えると、5人で私と歩華を含めると7人。私はお茶とお菓子を人数分用意する。

五条「ただいま、あなた」

あなた「お帰り、お兄ちゃん」

私を後ろから抱きしめてきた。私は手を止めて振り返り、お兄ちゃんを抱きしめた。

中条「お茶とお菓子持っていきます」

あなた「あ、ありがと歩華」

お茶とお菓子を持って、歩華が部屋から出るとお兄ちゃんは口を開いた。

五条「寂しかった?」

あなた「うん」

いつものように、お兄ちゃんはしゃがんで私より低くなった。私はお兄ちゃんのサングラスを取って、両手をお兄ちゃんの両頬に添えた。そのまま、私は唇をお兄ちゃんの額につけた。顔と手を離すと、今度はお兄ちゃんが口付けをした。
















これらは、小さい頃からの習慣みたいなもの。











あなた「……彼女できた?」

雰囲気が柔らかくなっているから。

五条「は?や、ちが」

明らかに動揺してる。

これは、確実に居る。

あなた「誰?」

五条「…る」

恥ずかしそうに顔を真っ赤に染めて、小さな声で言っていた。

でも、

あなた「ごめん、聞こえなかったからもう一回言って?」

すると、口を大きく開けて言った。









































五条「だから、傑って言ってんだよ!」

そう言って、お兄ちゃんは部屋をの襖を開けて指差した。

指を刺した方向には、黒髪を後ろに団子でまとめて前髪が垂れている人が居た。

あなた「お兄ちゃんが彼女なの?」

私はお兄ちゃんに聞いた。

五条「あ〜、まぁ、うん。」

あなた「じゃあ、すぐる?さんは、私のお兄ちゃんになるの?」

今度はすぐる?さんに聞いた。

夏油「そうなる、のかな?」

私はパアッと顔を笑顔にした。

だって、お兄ちゃんが増えたから。

家族が、信頼できる人が、増えた。

ずっと、お兄ちゃんか歩華しか信用できなかったから、

なおのこと、嬉しかった。

あなた「あ。申し遅れました、五条あなたです。兄がいつもお世話になっています」

私は服装を正して、一礼した。

家入「おお〜、五条と違って礼儀正しいな。私は家入硝子、同級生。よろしくね、あなた」

夏油「私は夏油傑、同級生で君の兄の彼氏だ。これからもよろしくね」

七海「七海建人です。五条の1つ下です。よろしくお願いします」

灰原「僕は灰原雄!七海と同じ、五条先輩の1つ下!仲良くしてね!!」

一人一人、丁寧に自己紹介をしてくれた。

あなた「家入さん、夏油さん、七海さん、灰原さん、ですね?よろしくお願いします」

五条「と、いうか、俺は誰の世話にもなってねぇよ」




























お兄ちゃんの一言に、夏油さんや家入さんは声を出して笑って、七海さんはジトーっとした目で見て、灰原さんは苦笑していた。
































かくいう私も、苦笑した。















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全然出なかったw

つ、次から頑張るよ!

宣伝してくれると嬉しいなぁ

あ!勿論、相互宣伝?するよ!

コメントで教えてくれたら。だけどね!

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